尾木ママが語ってくれたこと、みなさんにシェアします

2021.09.27

時代を生き抜くチカラ~多様性を生かす通信制教育~

N学アドバイザーでもある尾木ママ

N学アドバイザーでもある尾木ママ

9月24日(金)、NHK学園東京本校に尾木ママがやってきました!尾木ママこと尾木直樹さんは教育評論家であり、法政大学名誉教授、そしてN学アドバイザーとして、教育に関する広い知見をもとにNHK学園の教育にアドバイスをいただいています。

今回は、NHK学園の生徒に向けてお話をいただく<N学特別講座>をNHK学園や通信制高校を検討する方々に特別に公開しました。来場のみならず、全国からオンラインで多くの方が参加してくださいました。

「へえ。」「なるほど!」「そうだったんだ~。」

と参加したみなさんからさまざまな反響をいただいた尾木ママのお話をNHK学園ホームページを訪れてくれた皆さんにも、ぜひぜひお伝えしたいと思います。

 

パラリンピックをきっかけに広がる多様性

みなさん、こんにちは。尾木ママです。
オリンピック・パラリンピックが開催されましたけれども、パラリンピックを観た方、手を挙げてみてください。あ、半分ぐらい、結構ご覧になってますね。
僕は、パラリンピックがあんなにすごいものだっていうことを全然知りませんでした。障害の程度も千差万別。同じ競泳の100mの中でも10種類の障害の程度で分かれていて、それぞれのところで競い合って、「アスリートってすごい。気迫と挑戦心では、オリンピックの選手とパラリンピックの選手とで遜色ないんだ。」ということに感動しながら観ていました。
閉会式もよかった。「今日はスタートだ」ってみなさんおっしゃっていました。パラリンピックで多様な障害のある方が競い合って、全力で挑戦しました。その姿を社会でどのように実現していけばいいのか、というスタート地点だということです。
NHKなどのテレビ番組では障害者自身が解説をしていました。やはり競技者自身でないとわからない解説のしかたなんですね。マラソンの増田明美さんの解説ももちろんいいのだけれども、僕がジーンと胸を打たれたのは障害を持つ方のひと言でした。
オリンピック、パラリンピックをきっかけとして、世界もそうですけれども、日本はこれから多様化の時代に入ってきている、ということを感じました。日本の歴史に大きなきっかけを作ってくれたのではないかと思います。

そして、このコロナです。
僕は、子どもたち、高校生、大学生…若者のことを本当にすごいな、と思っています。僕も校長先生も、誰もこんな時代を経験したことはないわけです。2年間も我慢を強いられている。そんな中で生き延びているわけです。だから先生方やお母様方に「子どもたちをリスペクトしなくてはだめですよ」と伝えています。

今日は、「こうした時代を生き抜くチカラ」ってどんなチカラというお話をしていきます。通信制教育は、すでにこうした時代を先取りした態勢に入っているんです。その力をどのように発揮して社会とかかわっていくのか、という話をしたいと思います。

 

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