通信制高校とは

通信制高校のメリット・デメリット

通信制高校には、全日制高校や定時制高校と違うメリットとデメリットがあります。
ここでは一般的な通信制高校のメリット・デメリットと合わせて、
NHK学園高等学校の取り組みもご紹介します。

通信制高校のメリット

メリット 1:
自分で学びのスタイルをデザイン

メリット 1:自分で学びのスタイルをデザイン

全日制高校では、平日はほぼ朝から夕方まで学校に滞在しなければならず、生活のサイクルがどうしても学校の時間割中心となってしまうのは避けられません。
通信制高校は全日制高校に比べて、毎日登校する必要がありません。勉強しながら自分の自由時間が十分に確保できることが大きなメリットになります。専門分野の学習に時間を割いたり、興味のあることに挑戦して、進路選択につなげるなど、時間の使い方もさまざまです。通信制高校に通いながら専門学校や予備校にも籍を置くようなダブルスクールをこなしている生徒も珍しくありません。
『多様性』が叫ばれている現代社会。自分で課題や求める方向を発見し、答えを模索する通信制高校のありかたに時代が追い付いてきたといえるかもしれません。

NHK学園のさらなるメリット

通信制高校の中でも必要なスクーリング時間数が少ない!

NHK学園の学習の中心は、「NHK高校講座」の視聴とネット学習です。自宅での学習が充実していることが認められ、単位の認定のために必要なスクーリング時間数が少ない学校です。「NHK高校講座」はネットで好きなときに視聴することが可能です。
登校日数が少ないながらも、行事が充実しているのもNHK学園の特長です。学習も行事もしっかり取り組んで高校生活を楽しむことができるのです。

メリット 2:
通学のストレスからの解放

メリット 2:通学のストレスからの解放

通勤・通学の時間帯は電車等も混雑しがちです。週5日通学するのには、通学時間そのものの負担のほかに、さまざまな負担があります。
少ない登校日数で済むことは、大きなストレス軽減になります。
起立性調節障害等で毎日朝起きるのが難しい人や、病気やケガなどで身体的な負担に耐えられない人には、さらに大きなメリットになるでしょう。

NHK学園のさらなるメリット

ライフデザインコースでは入学当初の負担をより軽減!

NHK学園は通信制高校のパイオニアとして、文科省の研究開発学校の指定を受け、引きこもり・不登校経験者の教育に特化したコースを2004年に開設しました。1年次には年2〜4日の登校とさらに登校の負担を軽減し、3年間で徐々に登校日数を増やすなど、段階を踏んで社会との関わりを増やす文部科学省に認められた特別カリキュラムです。社会で生きていく力をつけ、将来につなげる指導により注力しています。
また、「総合教育相談センター」を設置し、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを複数置くことで、さまざまな生徒たちへの相談・対応体制を強化しています。

メリット 3:
入学のタイミングや条件の自由度が高い

メリット 3:自分で学びのスタイルをデザイン

通信制高校の場合、「出願の受付期間が長い」「4月以降も入学の機会がある」など全日制・定時制と比べてフレキシブルです。これは、さまざまな理由で中学校在学中に高校入学への準備が進められなかった生徒や高校退学者、そして年度途中で転校を希望する生徒にとって大きなメリットです。転・編入生に関しては、これまで在学していた高校で修得した単位を引き継ぐことが可能です。単位制の通信制高校の場合には、留年という概念がありませんので、引き継いだ単位も含め、卒業に必要な74単位の修得と高校への3年間の在籍といった条件が揃えば卒業できます。

NHK学園のさらなるメリット

4月入学は4月末まで受付!年間で39単位まで単位修得可能

NHK学園では、新入学・編入学は4月と10月の2回の入学タイミングがあり、4月の入学は4月30日まで受け付けています。また、転入学については、3月から12月まで随時受付。選考も随時行っています。編入学・転入学の方は、書類を提出いただくことで、ごく一部の例外を除いて前籍校での修得単位を引き継ぐことが可能です。しかも、年間で39単位まで履修することができますので、例えば、高校1年終了時点で修得単位が0の場合でも、NHK学園に入学すれば当初予定していた時期に高校を卒業することが可能です。入学選考は書類と面接のみ(登校コースは作文も)で行います。NHK学園で学んで高校を卒業しようという意志と一般的なマナーを身につけているかが重要です。NHK学園はあなたの「学びたい」という気持ちを最大限サポートします。

通信制高校のデメリット

デメリット 1:
自分で計画を立てて
学習を進めなければならない

デメリット 1:自分で計画を立てて学習を進めなければならない

通信制高校での学習の基本は、自学自習です。毎日学校に登校して授業を受ける代わりに、自分で計画を立てて学習を進めなければなりません。一人で教科書や参考書を広げ、レポート課題に取り組むことになります。用意された内容を受け取るのではなく、自分で計画し、自分で実行する主体的な学習が必要になるということです。
 
不安も多いかと思いますが、NHK学園の卒業生の声を聞くと、「最初は自己管理ができなかったけれど、3年間のNHK学園での高校生活を経て、計画性が身についた。」「大学に入学したら、自分で全てを管理しなければならず、周囲は戸惑っていたけれど、自分は高校生活で自己管理を身につけていたから何も問題を感じなかった。」といった感想がたくさん聞かれます。NHK学園の平均進級率は85%。体調不良等の事情で進級を見送った生徒も含めた数字ですから、進級を希望する大多数の生徒は予定通りの学習が進められていると言えるでしょう。学習についての不安や心配は担任や教科担当に相談して、一緒に方法を考えていきましょう。

NHK学園の対策

「NHK高校講座」の視聴

「NHK高校講座」の視聴

「NHK高校講座」はNHK学園生の使う教科書に沿って構成されています。コンパクトながら教科書のポイントをしっかり押さえたうえで、わかりやすくて面白いことに定評があります。いつでもどこでも、繰り返し視聴可能で、好きな時に自分のいる場所をプライベートな教室に変えることができます。
番組にはNHK学園の先生や生徒が出演したり、番組を視聴した生徒たちの反応を次の番組制作に生かすなど、NHK学園も番組作りに貢献しています。大いに活用してください。

オリジナル学習コンテンツを活用

オリジナル学習コンテンツを活用

NHK学園独自のネット学習システムN-gaku Online Spaceでは、より細やかな自学自習が進められ、より深く理解が定着するように、さまざまな学習コンテンツやコミュニケーションツールを用意しています。
自分の学習の進み具合も確認できるのはもちろん、オンラインで先生に質問もできます。自学自習を支えるNHK学園のしくみの一つです。質問はメールや電話ですることもできます。

学習グループや「まなびや」を設置

学習グループや「まなびや」を設置

メディアによるサポートが充実していても、一人で勉強していると煮詰まってしまって学習が滞ることがあるかもしれません。
NHK学園では各地で試験前などに生徒が集まって学ぶ学習グループがあります。また、各地域の拠点には「まなびや」を設置。生徒の学習支援そして相談の場として生徒の居場所になっています。スクーリング日数の限られた通信制高校の学びを充実させるための工夫の一つです。

デメリット 2:
クラスメイトや先生との
交流の機会が少ない

デメリット 2:クラスメイトや先生との交流の機会が少ない

「学生時代の友だちは、一生の宝」とよく言われます。毎日の交流の中で気心が知れ、親友が生まれることもあるでしょう。通信制では、登校回数が少ないため、クラスメイトや先生と過ごす時間が全日制・定時制と比べて少ないことに不安を覚える人もいるようです。
 
NHK学園の生徒の話を聞いていると、人との交流は「量より質」と感じます。1クラスの生徒が少ない分、担任の先生やクラスメイトとじっくり関わり、ゆっくりと知り合っていき、本当に気の合う友だちが見つけられる面もあるようです。
通信制高校ならではの自由な時間を生かして、好きなことやアルバイトをする中で、学校の枠を超えた、より多様な人と関わりをもっている生徒もいます。

NHK学園の対策

教科外活動の充実

通信制高校の生徒も高校生として、メリハリのある生活、そしてワクワクする体験を重ねてもらいたい!-NHK学園はそんな思いで、遠足や運動会、修学旅行などのイベント実施には、特に力を入れています。教室を飛び出した特別活動の中でスクーリングの時には見えなかった、友だちの新しい側面が発見できるかもしれません。
学校で提供できる経験には限りはありますが、NHK学園ならではの取り組みとして、多彩なゲストをお招きしての『N学特別講座』も開催しています。
また、東京本校では部活動や学園祭も盛んです。また、生徒会活動も行っています。

デメリット3:
「進学には不利」というイメージがある

通信制高校は、「高卒資格を得るために通うもの」というイメージがあるのでしょうか。以前には、すでに就職している生徒や、卒業後すぐに就職する生徒がほとんど、という時代もありましたが、現在、通信制高校を取り巻く環境は大きく変わっています。
少子化が進み、高校が少しずつ減っていく中、通信制高校のみが年々学校数や生徒数を伸ばし続けており、需要とともに生徒のニーズも多様化しています。今では、進学に力を入れる通信制高校も出てきました。そして、受験勉強により多くの時間を割けるという理由で通信制高校を選ぶ生徒も増えています。
 
通信制高校のデメリット1にも記載の通り、NHK学園での学習スタイルをマスターすると自主性・計画性・学習管理能力が育成されるので、受験勉強や進学先での学習に主体的に取り組む力、社会で生きる力が生まれます。与えられるだけではない、主体的な学びから得られるメリットも大きいと感じます。

NHK学園の対策

一人ひとりの志望に合わせた進路指導

卒業することを目標に学ぶ生徒たち。しかし、NHK学園は高校卒業のその先も見据えて高校生活を送ってもらいたいと考えています。1年次生のときから、進路に関する情報を定期的に提供し、将来のイメージを固めていく手伝いをします。また、大学や専門学校の方から直接お話をうかがう「合同進路相談会」への参加や「模擬試験」の実施、そして「就職ガイダンス」の開催など、さまざまな機会を提供しています。
しかし、個性の数だけ、将来の夢があり、進路があるはずです。NHK学園では、生徒の「やってみたい」気持ちを大切にしたいと考え、集団での指導のみならず、一人ひとりの生徒の志望を決める段階から、その志望を実現するための準備まで、個別にきめ細やかに対応しています。
卒業生のうち4割以上が4年制大学を始め、短大へ進学し、次いで専門学校へ進学する生徒が約2割。指定校推薦の数が多いのもNHK学園の特徴の一つ。高校生活で学ぶ内容は基礎基本が中心ですが、そこをしっかり押さえることで、指定校推薦枠を得ることにつながります。チャンスを活かして夢への近道を掴むことができます。
総合型選抜での進学者も増えています。NHK学園では、それぞれの生徒の志望にあわせて、担任を中心に“チーム”を結成して、小論文や面接対策に総力を挙げ、成果を上げています。
一般受験で東大、東北大、筑波大、九州大、琉球大など、国公立大学へ進学する人も毎年出ています。基礎ができていれば、自分で受験勉強を始めることも容易です。
NHK学園なら自分に合った未来への一歩を踏み出すことができます。

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