不登校特例校としての経験から
~引きこもりの先を見据えて~

不登校特例校とは、文部科学大臣の指定により不登校を経験した生徒のための特別カリキュラムを設置することを認められ、実施している学校です。
NHK学園は、2004年に文部科学省「研究開発学校」に指定され、2008年からは不登校特例校としてさまざまな思いを抱える生徒に寄り添っています。

不登校は特別なこと?

中学生の不登校が急増中

中学生の不登校が急増中

文部科学省が公表する「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると小中学校の不登校はこの約10年増加を続けています。コロナ禍を経て増加率は大きくなっており、特に中学生で急増しています。20人に1人が不登校という状況です。ここでの「不登校」とは、「病気や経済的な理由以外での年間欠席が30日以上」という定義です。

児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査についてはこちら

※NHK学園のページを離れます

NHK学園には「不登校」という概念がありません。

NHK学園には「不登校」という概念がありません。

上で触れた不登校の定義は週5日登校することが前提となっています。NHK学園の場合、「NHK高校講座」の視聴や独自のネット学習システムを通じた学習など、自宅での学習が充実しているため、通信制高校の中でも必要なスクーリングの出席が少なく、そもそも「不登校」という概念がなじみません。在校生の最も多い「スタンダードコース」の場合、月1~2回の登校、もしくは年1回・3~4日間の登校となり、上記の不登校の概念自体が当てはまらないのです。高校は、自らが学びたいという意志を持って進学するところ。自分に合った学び方を選ぶ自由があります。

あなたが通えなくなった理由はなんですか?

あなたが通えなくなった理由はなんですか?

「不登校」とひとことで言っても、その背景も状況もさまざまです。いじめにあって、もしくは先生やクラスメイト、クラブ活動の人間関係がうまくいかず、不登校になってしまった生徒。身体の不調から学校をお休みしたことがきっかけで登校しづらくなってしまった生徒。大勢で授業を受けることやみんなで一斉に同じことをすることに苦痛を感じる生徒。―NHK学園には、さまざまな理由で学校に通えなくなってしまった生徒が入学しています。

「環境が合わないだけ」かもしれません

「環境が合わないだけ」かもしれません

NHK学園には中学3年間、あるいは小学生から不登校だったという生徒も少なくありません。しかし入学後はNHK学園の自由な校風や、親しみやすい先生たち、そしてお互いを認め合う雰囲気の中で、「初日から教室に入ることができた」「自分らしくいられるようになった」という声が数多くよせられます。「自分が合わない」のではなく「学校が合わない」ということもあります。環境を変えればすべて解決するとは言えませんが、「ただ環境が合わなかっただけ」かもしれません。自分が居心地よくいられる学校を探してみませんか。

経験豊かな教職員が一人ひとりに合わせてサポート

経験豊かな教職員が一人ひとりに合わせてサポート

NHK学園は、2004年に文部科学省の研究開発学校の指定を受けて以来、不登校経験者の指導に取り組んできました。現在も不登校経験者向けの「ライフデザインコース」を設置していますが、このコース以外にも不登校の経験がある生徒は数多く在籍しています。「コミュニケーションが苦手」「先生の前では萎縮してしまう」といったご心配もお聞きしますが、さまざまな生徒を指導してきた経験豊かな教職員が関わっていきますので、安心してご入学ください。

お一人おひとりの状況をうかがってコース選択もお手伝いします。
ぜひ、個別相談でNHK学園の雰囲気を
感じてください。

NHK学園の学び・学校生活

生徒ケアの中心「総合教育相談センター」を設置

生徒ケアの中心「総合教育相談センター」を設置

「総合教育相談センター」には養護教諭・スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーなどが配置されています。生徒が困ったときにSOSを出せる場所です。生徒には必ず担任がつきますので、担任や各地の指導担当に相談もできます。必要に応じて総合教育相談センターと連携を取りながら、生徒をサポートしています。また、教員の中にも、特別支援学校教諭免許やスクールソーシャルワーカーの資格保持者がいます。

学び直しのための入門科目を設置

学び直しのための入門科目を設置

不登校の経験がある方の中には、高校の学習についていけるか不安をお持ちの方もあるでしょう。NHK学園では、特に積み上げ方の学習である英語と数学について、小・中学校の学び直しから始める入門科目を設置しています。この入門科目の単位数も卒業認定のために必要な単位数の一部として認められます。

転入・編入学でもなじみやすい環境

転入学・編入学でもなじみやすい環境

「スタンダードコース」の場合、月1~2回程度の登校、もしくは年1回・連続3~4日間の登校と登校日数が少ないため、人間関係が煮詰まってしまうケースは少ないといえます。転入学、編入学の生徒が多いこと、通信制高校の中でも社会人の生徒の割合が多いこともNHK学園の特徴です。多様な生徒がいるため、すでに入学している生徒の中になじめるかという心配はほとんどありません。転入学・編入学希望者も安心してご入学ください。

ライフデザインコースの特別カリキュラム

ライフデザインコースの特別カリキュラム

「ライフデザインコース」は、不登校経験を持つ生徒の中でも、特に、

・自宅から出るのがつらい
・学校の建物や教室に入るのに心理的ハードルがある
・一人で教室に入るのが難しい

という生徒向けのコースです。
1年次は年間で2~4日のスクーリング参加から始めて徐々にスクーリング回数を増やすほか、保護者同伴でのスクーリング参加ができるなど、登校のハードルを低くしています。
ネットでの授業やホームルームなどで、担任や教科担当とのやり取りを通じてスクーリング参加への準備をします。普通科科目のほか、自宅でものづくりに取り組む実体験を通して生活への関心を持つ機会とする「生活実習」やコミュニケーション科目などの特別カリキュラムで学びます。

ライフデザインコースへの入学をご希望の方は、
特別カリキュラムやNHK学園のサポート内容について正しくご理解いただくために、
ご出願の前に個別相談にお申込みください。

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