全国高等学校通信制教育研究会で「主体的・対話的で深い学び」「協働的な学び」について事例発表をしました

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2024.06.21

6月13日(木)、14日(金)に全国の公立・私立の通信制高校の集まりである「全国高等学校通信制教育研究会」が広島で開催されました。会場において、NHK学園高等学校・中澤匠吾副校長が「本校における『主体的・対話的で深い学び』『協働的な学び』の追求~ICT活用を手がかりとして~」と題した事例発表を行いました。

NHK学園は学びたいと希望する生徒がいつでも、どこでも学べるように、自宅での学習はすべてインターネット上で完了する体制を整えています。内容は普通科の教科の学習に留まらず、ネット上でさまざまな教育活動を行っています。こうしたICTを活用した教育活動について、全国の通信制高校間で情報共有し、学び合う一環として、NHK学園の取り組みを紹介しました。
NHK学園の教育活動の中から
・「地理」「地学」科目横断スクーリングの実施
・ オンライン特別活動の計画的実施
・ 学校外学修「メディア・リテラシー」設置
といった具体的な取り組みを紹介しながらの話となりました。

オンライン特別活動については、2023年度は6回開催した<インスパイア・ハイ>について紹介しました。インスパイア・ハイは、さまざまな立場、職業、専門分野を持つ人のインタビューを聞き、チャットなどを通じて他の生徒の意見や考え方を知り、自分について、生き方について、考える機会です。今後は、ホームルームでも、インスパイア・ハイで扱った話題を再度テーマとして取り上げて生徒相互のコミュニケーションを図るなど、オンラインと対面を融合させ、交流や社会性の学びをより深化させていきたいと考えています。

2日目には、1日目の講演内容についてさまざまな質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。特に、インスパイア・ハイについては、「新鮮でした」という率直な感想も寄せられました。また、NHK学園のeラーニングなど、学習のしくみそのものについて、より詳細な内容を知りたいといった質問もありました。

オンラインを中心とした学びをけん引する通信制高校として、NHK学園は今後も今求められる学びの在り方を追究するとともに、通信制高校全体のレベルアップに寄与していきます。