進路を考えるきっかけづくり＜あすなろカフェ＞

「進路」というと、単純に、大学名、学部名、〇〇の資格を取る専門学校、業種や職種など具体的なことを思い浮かべますが、そこに至るまでには、まず「自分が好きなことは何か」「向いていることは何か」「それは仕事にしたいのか、趣味としたいのか」など、自分自身へのさまざまな問いかけがあります。

高校生の3年間は、自分自身を知り、自分の生き方を考える大切な時期。生徒たちには友だちと話したり、家族と話すのももちろんですが、いろいろな職業、年代の大人と話をして、生き方のヒントや幅広い考え方に触れてほしいと願っています。

東京本校には各種進路向けの資料も揃えた「進路指導室」もありますし、生徒たちが日々使用するネット学習システムの中にも進路に関する情報を集めた「進路のおへや」を用意して、全国生徒の進路相談や実践指導をオンラインで行っています。でも、具体的な進路が見えてくる前の状態では、敷居が高いと感じる生徒も多いようです。

どんな悩みごとも、誰かに話をしてみると問題点が整理されたり、次に取り組むべきことが見えてくるように、将来のことも誰かと話すことで見えてくるものがあります。

もっと気軽に、他愛もない雑談をする中で、自分のしたいことがぼんやりとでも見えてくるような、そんな場が欲しい…！そこで、今年度から始めたのが「あすなろカフェ」です。

「カフェ」とは言え、この時期にマスクを外して飲食するわけにもいかないので、今はお預け。

それでも、担任から勧められて立ち寄った生徒、近々希望する専門学校の入学前の面談があると相談に来た生徒、など、これまで進路指導室には来たことがなかったという生徒が立ち寄ってくれていました。

週1回金曜日の午後開催の＜あすなろカフェ＞。はじまってます！