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NHK学園高等学校

「よりみちカフェ」活動報告会を開催しました

地域とつくる校内居場所カフェの可能性

NHK学園東京本校では、昨年12月のテスト開催を経て、今年5月から本格的に「よりみちカフェ」を開催してきました。月4回のペースで開催してきた「よりみちカフェ」の取り組みについての活動報告会を12月14日にNHK学園東京本校で開催しました。

NHK学園のよりみちカフェ担当教員とかかわってくださったボランティアの方の報告のほか、校内居場所カフェの運営を始めとした若者支援を行うNPO法人パノラマの小川杏子さんからの「校内居場所カフェってどんな場所?」というお話、神奈川県立高校で副校長として校内居場所カフェの運営にかかわってきた浜崎美保さんの「高校の管理職の立場から見たカフェの意義やあり方について」のお話をうかがいました。

どのお話も実体験に基づいた内容です。文化的な体験の不足を補完することやさまざまなロールモデルを生徒に示すという点において、改めてボランティアのみなさんのような保護者でも教員でもない大人がかかわることの意義が示されました。

小川さんのお話からは、気軽な「カフェ」の場から、「相談」につなげることの難しさについてのお話もありました。NHK学園では、「よりみちカフェ」から進路相談につなげる「あすなろカフェ」への連携の例が示されるなど、来年度以降の活動についてのヒントもありました。

最後は、ボランティアのみなさんを中心に、浜崎さんや小川さんへの質疑応答。それぞれの方の真剣さと温かい心の感じられる内容でした。毎回30人前後の生徒が参加している「よりみちカフェ」。たくさんの生徒が安心して参加しているのもこうしたボランティアさんがいらっしゃってこそ、です。

来年度の「よりみちカフェ」の進化が楽しみです。

※今年度の「よりみち」カフェは、国立市公民館とNHK学園高等学校の共催事業「子供・若者地域参加サポーター養成講座」の一環として実施しています。

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「社会への広がりにつながる」と小川さん

 
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「よりみちカフェ」活動報告

 
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「学校全体がカフェのように居心地のいい空間に」と浜崎さん

 
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活発な質疑応答が展開されました