特別講座「コミュニケーションスキル」開催
- 東京本校
2022.01.14
私が飼っているのはどのオウム?
1月7日(金)、東京本校の登校コースの生徒を対象に、「コミュニケーションスキル 特別講座」を開催しました。
コミュニケーションに対しては誰もが苦手意識を抱きやすく、「こういう性格だから仕方ない」と思ってしまいがちです。しかしコミュニケーションを困難にしているのは性格ではなく、各自の「考え方のクセ」によるところが大きいのです。今回はまず、自分のとらえ方や考え方のクセを「6匹のクセ強オウム」として外在化させ、自分が飼っている「クセの強いオウム」を一人ひとり確認してみました。
1)「先読みオウム」 2)「べきオウム」
3)「決めつけオウム」 4)「深読みオウム」
5)「自己批判オウム」 6)「白黒オウム」
6羽とも飼っている生徒もいれば、1羽のみの生徒も。描いたレーダーチャートをもとにペアワークでは自分のオウムを相手に紹介しました。担任のレーダーチャートも興味深かったです。
第二部では、特別講師の渡辺弥生先生(法政大学教授)から、「気持ちを楽にするとらえ方」 と、「SST(ソーシャルスキルトレーニング)の技法」についてレクチャーを受けました。
考え方のクセは悪いものではなく、だれもが持っていること。自分のクセを認知しておくと、緊張感をほぐすスキルも身につけやすくなること。また、コミュニケーションにも練習が大事ということ。例えば面接試験も事前練習を繰り返すことで当日リラックスして臨めるように、気になる日常場面(例えば人に何かを頼む場面や断わる場面など)も事前に練習をしておくと本番でも楽になる、ということを教わりました。
当日は教員によるスキットを交え、SSTの方法を具体的に追ってみました。
社会に出てからますます重要になる「コミュニケーションスキル」。高校生のうちに学ぶとても良い機会でした。生徒アンケートの結果を分析して、次の特別講座のテーマを考えていきたいと思います。

教師が飼いがちな「べきオウム」。正義感は強いけど・・・。

渡辺弥生先生のレクチャーでは専門的な話も聞けて大満足。

隣の人とペアワーク。リラックスして取り組めたと思います。