12/6 ブラインドマラソン講演会
- 東京本校
2019.12.14
ブラインドマラソンの選手に話を聞きました!
12月6日に登校コース特別活動として、NTTクラルティの方を招き、ブラインドマラソンについての講演会を実施しました。
前半はブラインドマラソンの選手である青木洋子さん(NTTクラルティ)による講演。青木さんは、2018年に『防府読売マラソン 兼 視覚障がい女子日本選手権大会』で『2位』、『ワールドパラアスレチックス マラソンワールドカップ』で『4位』になった選手です。視覚障がいは個人によって見え方が違うことや、ブラインドマラソンはどのような競技で日々どのような練習しているかなど、世界で戦うアスリートである青木さんの体験をもとに様々な話を聞くことができました。講演中はPCを使って説明をしていたのですが、画面がうまくみえないのでマウスは使わず、キーボードのショートカットキーを使いPCを操作。また表示されている画面を音声読み上げソフトを使い、画面が見えない分音声で内容を確認しながら話をするなど、様々工夫をしながら話していることも教えてもらいました。
後半はアイマスクを使い、視覚情報がないとどんな風に感じるかを生徒たちに体験してもらいました。ペアになり一人がアイマスク、もう一人が誘導しながら体育館を一周しました。障害物も置いて実施したので、誘導の生徒たちが目の前の状況を自分の言葉で伝え、アイマスクしている生徒がそれを信じて慎重に歩いていました。生徒たちも口をそろえて「怖かった」というように日々どれだけ視覚情報を頼りに行動しているのか感じることができたのではないかと思います。
最後に各クラス1名代表を選出して、ブラインドマラソン選手の青木さんの伴走体験!生徒たちも真剣な表情で、青木選手と息を合わせながら、目の前の状況を必死に説明しながら完走することができました。
生徒たちもこの講演会を通して、視覚障がいの方々が日々どのように過ごし、安全に過ごすためには周りの人の助けがどれだけ必要なことなのか学ぶことができたのではないかと感じます。
現在は青木さんは東京パラリンピックへの出場をかけて日々練習に励んでいます。質疑応答で生徒から東京パラリンピックへの意気込みについての質問があり、青木さんからは「ぜひブラインドマラソンをみんなに見てもらい、その応援のなか頑張っていきたい!」という言葉をもらいました。
ぜひ皆さんも一緒にブラインドマラソンを応援して、東京パラリンピックを盛り上げていきましょう!