NHKの放送とネットが融合した、通信制高校のパイオニア

NHK学園高等学校

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ピアニスト・作編曲家として活躍中!活動の場を世界へ広げる

6歳からクラシックピアノや作曲、編曲も学び 、これまでにSNSを通じて演奏や作品を多数発表。音楽活動を続けるために、通信制高校進学を選択し、学業と両立しながら活動している村瀬さんにお話を伺いました。

音楽活動
ピアニストを志したきっかけ

村瀬さんはNHK学園に在籍しながら、ピアニストとしての演奏活動と、作曲活動をされていますが、普段どのような音楽活動をされているのですか?
村瀬さん:ピアニストとしてはコンサートやコンクールに参加し、作編曲家としては企業やアーティストへの楽曲提供も行っています。YouTube では編曲作品の演奏や自作曲の公開など、 音楽活動そのものを発信しており、SNSでは日々の取り組みなどを紹介しています。ほかには既存の歌謡曲をピアノソロに編曲した楽譜の販売や、高齢者施設で訪問演奏、 オンラインや動画での演奏指導もしています。
村瀬さんがピアノを始めたのは6歳からとお聞きしました。周囲に音楽に触れる環境があったのですか?
村瀬さん:親に連れられていった近所の音楽教室でピアノの体験レッスンを受けたのが最初のきっかけです。本当に楽しかったと今でも覚えています。
その頃からピアニストをめざしたいと思ったのですか?

村瀬さん:ピアノを始めてから作曲、アレンジも専門的に勉強するようになりました。でも中学入学後すごく忙しくなり、音楽に打ち込む時間が取れなくなったんです。その頃は、音楽以外にもプログラミング、環境問題、ゲーム、読書など興味がありましたが、 やりたいことに対し圧倒的に時間が足りなくて、結局何をやりたいのか分からなくなりました。それで一度生活をリセットする意味で、学校への登校、音楽教室も全部やめ、作った時間で色々なことに挑戦をしました。音楽も自分の好きなペースで、月に一回の演奏ボランティアや、YouTubeやSNSでの発信、ジャズやポップスにも取り組み始めました。心が落ち着いてくるうちに、「自分はやっぱり音楽が好きだ、音楽をもっと勉強したい」と強く思うようになりました。
                                                        
ピアノというか音楽そのものの魅力でもあると思いますが、例えば同じ曲でも、演奏する人間が違うと、考え方・演奏方法も違い、まったく別のように聞こえるんです。表現方法でいろんな可能性があって、そこが面白さでもあると思います。「表現する」ということをもっともっと探究し、高めていくために自分の幅を広げていきたいです。留学も視野に入れていたため、音楽活動と両立できるように通信制高校を探し、その中でも一番自由に自分の生活をコントロールできそうなNHK学園に入ることにしました。

 

学業との両立

NHK学園へ入学を決めたのは、音楽活動の時間を確保するためだったのですね。実際に入学してみて音楽活動と学業の両立で大変だと感じたのはどんなところでしたか?
村瀬さん:僕は月に1日スクーリングに通うコース(スタンダードコース)で学習しています。通学日以外の学習はオンラインで完結するので、ピアノや作編曲に疲れた時にレポートに取り組むなど、自分のペースで計画して学業と両立させています。実は、中学で不登校を選んだ時に独学でプログラミングを勉強しました。その知識やAIの助けを借りて、「※NOS」をさらに管理しやすくするための拡張機能を加えるなど、カスタマイズしています。ホームページも自分で作り、Chrome拡張機能を作って公開もしていて、不登校の間に勉強したことがかなり役立っています。

※NOS
N-gaku Online Space(NHK学園独自の学習システム)
学校生活で思い出に残っている、印象的なことは何ですか?
村瀬さん:思っていた以上にレポートが大変だったことが一番の思い出です。計画を立てて地道に取り組み、今年度すべてのレポートが終わった時の達成感がすごかったです。スクーリングでの思い出はいくつかありますが、授業もわかりやすく、先生方がとても優しいです。 特に担任の先生は、スクーリングの時に毎回、留学の相談にものっていただきました。

中学の時は自分で選んで不登校になったにせよ、友達と関わる機会がなくなってしまったので、高校で月に1回の頻度で行われるスクーリングや、校外活動などに参加して、友達と遊んだりコミュニケーションをとれたことはすごく楽しく、嬉しかったです。NHK学園には色んな趣味・特技を持った生徒がいます。NHK学園のオンライン掲示板で、サックスとバイオリンを演奏している3年生とつながり、話が盛り上がりました。学年の垣根なく、音楽という共通項で知り合えたことも印象に残っています。

 

村瀬萬紀さん

将来の夢 今後の目標 活躍の場を海外へ

村瀬さんの今後の目標を教えてください
村瀬さん:今はAIも発達して、時代が変わってきているので、ピアニストや作曲家などの職業が例えば10年後には仕事として成り立たなくなっている可能性もあると思います。
でもどんな形にしても、自分のやりたいことをしっかり追っていれば、将来自分の納得のいくスタイルで音楽に関わる仕事ができると思っています!
来年は海外に活動の場を広げる準備をされているそうですね
村瀬さん:最初の予定では、文科省の奨学金制度を利用して、ドイツの音楽大学のゲスト学生として1年間だけ留学を考えていました。ところが、師事しているピアノの先生にご紹介いただいたドイツの音楽大学の教授が、4年間の学士課程を取ることを強く勧めて下さって、本当に急遽、試験まで半年しかありませんが、音大受験をめざすことになりました。

ドイツの音楽大学の試験はレベルが高く大変な倍率・難関ですが、まずは「挑戦すること」に意味があると思っているので、今は受験に向けて音楽やドイツ語の勉強を頑張っているところです。もし今回合格できなかったとしても、その時はまた来年でも再来年でも、行きたければ何度でも頑張ればよいので、とにかく今は挑戦しようという気持ちを大事にしたいと思っています。

頑張ります!
7月1日にハンブルクで行われるコンサート「ショパン・フェスティバル・ハンブルク」への出演が決定している村瀬さん。世界中から何人ものピアニストが参加する中、コンサートでは1時間の演奏をされると伺いました。2026年からは本格的に海外での活躍の場を広げることになります。計画を立てながら学業と、音楽活動を両立させている村瀬さんの今後ますますのご活躍を楽しみにするとともに、応援しています。

入学検討している方への、村瀬さんからのメッセージ

「不登校の経験があった自分も不安な気持ちを抱えながら、まずは一歩踏み出したら、世界は広がっていました。自分を信じてまずは踏み出してみてください」
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