囲碁の道を進むために通信制高校への進学を選びました!
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安田学園協力校
スタンダードコース
竹内 怜櫂
囲碁を中心とした生活で、スクーリングのある日は学校(安田学園協力校)に登校しますが、それ以外の日中は囲碁の勉強会への参加や、自宅中心で囲碁の勉強をしています。
令和7年11月22日~23日に京都市で行われた『第61回全日本学生囲碁十傑戦(朝日新聞社・全日本学生囲碁連盟主催)』に出場し、見事9位入賞、十傑入りを果たした安田学園協力校2年次 竹内怜櫂(たけうちれいる)さんに、お話を伺いました。
※「全日本学生囲碁十傑戦」は、全国の高校生~大学院生までの学生が“学生十傑”の座を争う、アマチュア囲碁の大会で、各地区の予選を勝ち抜いた31名の学生強豪が集結しました。高校生は3名。竹内さんは関東予選を1位で通過し本選へ挑み、見事9位入賞という結果を残しました。
※「全日本学生囲碁十傑戦」は、全国の高校生~大学院生までの学生が“学生十傑”の座を争う、アマチュア囲碁の大会で、各地区の予選を勝ち抜いた31名の学生強豪が集結しました。高校生は3名。竹内さんは関東予選を1位で通過し本選へ挑み、見事9位入賞という結果を残しました。
【目次】
▼全日本学生囲碁十傑戦 入賞
▼NHK学園を選んだ理由 囲碁と学業の両立
▼将来の夢
全日本学生囲碁十傑戦 入賞
まずは、このたびの全日本学生十傑戦入賞、見事な活躍おめでとうございました。
竹内さん:ありがとうございます。
東大をはじめ大学生や大学院生の強豪猛者たちのなかで、高校生で本選に出場できたのは竹内さんを含めて3名。その中でも唯一入賞して学生十傑に選ばれたのは、素晴らしい成績だと思いますが、率直な感想を聞かせてください。
竹内さん:本音を話すと、嬉しさや喜びよりも「悔しい」気持ちの方が勝っています。優勝を目指していたので悔しいです。
ご本人はもっと上を目指されているからこそ、今回の結果にも「まだまだ」という気持ちが強いのですね。この大会に出場するために行われた関東予選でも、関東代表に選ばれた10名の内、竹内さん以外は大学生や大学院生でした。そのような方たちをおさえて見事予選Aグループを1位通過しましたが、このときはどんな気持ちでしたか。
竹内さん:特別に高揚はなかったです。嬉しかったですが、やはり目標は本選での優勝で、予選での順位はあまり気になりませんでした。周囲が大学生、大学院生ということも特別気にならなかったです。年齢関係なく目の前の対戦相手に一局一局集中して臨んでいました。
昨年(2024年)1年次の時に、東京都代表として「全国高等学校囲碁選手権大会」への出場や、アマチュア囲碁界の最高峰「アマチュア本因坊戦」にも出場されました。2年次在籍の今年も、この大会の前に行われた「ロッテ杯団体戦」では主将としてチーム優勝、「『伍と碁』杯ハイスクール囲碁フェスティバル2025」でも個人で見事優勝を飾り、昨年より今年と着実にステップアップしていると思います。この1年大きく成長を感じたことはありますか。
竹内さん:囲碁に関し、自分ではもっと強くなれるという実感があります。まだまだ”のびしろ”があると思っています。
普段どのように囲碁に関わっているのですか。
竹内さん:大会がある時以外、普段は自宅で棋譜の勉強や、オンラインやAIを利用した対戦で腕を磨いています。その他に、月に数度プロ棋士の下での勉強会や、合宿に参加しています。生活の基本が囲碁中心で、ほとんどの時間、どうしたら強くなれるか研究し囲碁のことを考えて過ごしています。
※棋譜:対局の手順を数字や符号で表した記録
※棋譜:対局の手順を数字や符号で表した記録
NHK学園を選んだ理由 囲碁と学業の両立
竹内さんはご家族の影響で6歳から囲碁を始めたと伺いましたが、高校を決める時にほかの学校も検討しましたか。高校進学にあたり、囲碁を続けることを考えてNHK学園を選択されたのでしょうか。
竹内さん:囲碁の道に進むことが大前提だったため、大会出場や囲碁の勉強時間を考えると全日制高校への通学は難しいと思い、最初から通信制の学校への進学と決めていました。いくつかの選択肢の中から、NHK学園を選びました。安田学園協力校をスクーリング会場に選んだのは、相撲が好きなので、両国国技館が近くにあることも理由の一つです。
日々の生活について教えてください。
竹内さん:囲碁を中心とした生活で、スクーリングのある日は学校(安田学園協力校)に登校しますが、それ以外の日中は囲碁の勉強会への参加や、自宅中心で囲碁の勉強をしています。大会がある時は囲碁に集中するため、学校の勉強から少し離れることがありますが、レポートの提出時期などを計算して学習を進めています。普段、NHK学園のレポートなどは、夜に行うことが多いです。
囲碁の大会とレポートや試験の時期などが重なることもあると思いますが、学業との両立で苦労されていることはありますか。
竹内さん:大会は毎年およその日程が決まっているため、それにあわせたスケジュールを組んでいます。もとから履修科目を少なめにしているので、学業を負担に感じたことはありません。
囲碁が生活のほとんどを占めているとのことですが、これまでの学校生活で印象深い思い出はありますか。
竹内さん:さきほども話にでましたが、相撲が好きなので、学校で出会った相撲生の応援で両国国技館に行ったりしました。昨年は参加できなかったのですが、今年は球技大会に参加し、そのあと行われた「ちゃんこ会」でちゃんこを食べたのも楽しい経験でした。おいしかったです。
お相撲が好きならば、力士を間近に見られたり、相撲生との交流はとても良い経験ですね。もちろん囲碁が最優先だとは思いますが、学校生活も楽しんでいる様子が伝わってきました。
※毎年、安田学園協力校でスクーリングを受けている相撲生が作るちゃんこを食べる「ちゃんこ会」が行われています。
将来の夢
竹内さんにとって、囲碁の魅力とはなんですか。
竹内さん:「勝負」ということに尽きるかもしれません。相撲もそうですが、勝負事に惹かれるのだと思います。そして、「これでOK」とゴールがなく、想像力は無限でいくらでも強くなり、上を目指せるところです。
将来の進路選択で考えていること、今後の夢を教えてください。
竹内さん:目標はプロ棋士になることです。来夏の試験に受かるため、勉強と経験を重ねています。実は今年も挑戦したのですが、残念な結果でした。次は必ずリベンジします。
常連となりつつある全国区の活躍にもその結果に満足することなく、さらなる向上を常に念頭におきながら冷静にインタビューに答えてくれました。学業との両立、学校生活も楽しみながら、「プロ棋士」という夢をかなえてほしいと思います。
竹内さんのますますの飛躍と今後の活躍を応援しています。