自分と向き合う時間が増えたことで、自分を知り、好きなことに没頭できた
- 登校コース
登校コース
登校コース3年次の関谷春香さんは、「AJCクリエイターズコンテスト 2024」の刺繍部門で入賞しました。AJCとは「アーツジャパンクラフト」の略称です。
個性的な表現を生み出す手仕事を評価するため、刺繍のほかにも、アートジュエリー、ファブリックアート、ニッティングアートなどさまざまな部門の作品を集めたコンテストを開催しています。 関谷さんにお話を聞きました。
自分の好きなことにじっくり取り組むことができて、本当に良かったです
関谷さん:手芸はもともと好きで、ビーズとか羊毛フェルトなどはやったことがありました。小学6年生のときに摂食障害で体調を崩して入院したことがあり、退屈しのぎにと母が家に余っていた刺繍キットを持ってきたことがきっかけです。
関谷さん:はい。夢中になってやっていました。その後、中学1年生のときは学校に行けなかった時間に、クロスステッチ*をやっていました。2年生からは登校できるようになりましたが、学校生活で精いっぱいだったり、3年生になると高校受験のための勉強で忙しかったので、その間は刺繍をする時間がありませんでした。
*クロスステッチ
糸を交差させながら刺していく簡単な刺繍技法。ワンポイントで手軽に楽しめるものから、布全体を刺す風景画まで、多様な表現ができる。
関谷さん:集中できるところです。デザインしたものが糸で形になるのが好きですね。それと、作品が完成した後に達成感があるのがうれしいです。私は2歳から7歳までイギリスに住んでいました。現地の学校にも通っていたので、雰囲気を覚えていますが、手作りを大切にするところなど、どこかで影響を受けているのかもしれません。

「AJCクリエイターズコンテスト 2024」への関谷さんの出品作品
関谷さん:はい。自分の作品を通していろんな人に喜んでもらいたいです。教えたりすることもできたらいいな、と考えています。

スマホケースもお手製。<七転び八起き>のパンダの刺繍がかわいい!