福祉の力に。
生涯学び続け、
共に未来を創る。
NHK学園社会福祉士養成課程は2001年の創設以来、通信制教育を通じて多様な経験をもつ全国の社会人に学びの機会を提供しています。受講生は、自分とは異なる経験や価値観をもつ他者と対話しながら、共に学び合い成長していきます。修了後も、修了生のネットワークを通じて交流を深め、学びを継続していくことができます。
私たちは、幅広い視点と実践力をもった社会福祉士の育成を通し、誰もが尊重され「しあわせ」と「ゆたかさ」を感じることのできる社会の実現を目指します。
ディプロマポリシー(修了認定方針)
NHK学園社会福祉士養成課程では、所定の単位を修得し、以下の資質・能力を身につけた者に修了認定を行います。本養成課程の修了生は、専門的価値をふまえた上でソーシャルワークの意義を自分自身の言葉で表現し、あらゆる実践の場でそれを体現しようと努力し続けることができます。
1. 専門的価値と姿勢
①多様性の尊重
人種、性別、年齢、障害、文化、価値観など多様な背景をもつ人々を理解し尊重する。
②権利擁護への責任
すべての人の権利と尊厳を守り、社会的な不利益や差別、排除に対して積極的に働きかける責任感をもつ。
③倫理綱領への誠実さ
社会福祉士の倫理綱領を深く理解し、倫理綱領を守ろうとする姿勢を保ち続ける。
④専門的力量の継続的向上
社会福祉士としての知識・技術を高めるために自己研鑽を怠らず、生涯にわたり学び続ける姿勢をもつ。
2. 実践力
① 尊厳を尊重し支援する力
クライエント一人ひとりの尊厳を尊重し、自身と異なる多様な価値観や生き方を受けとめ理解し、その人らしい生活の実現と自立を支援できる。
② 生活課題を発見し普遍化し地域社会へ発信する力
権利擁護の視点をもって個人や家族が抱える生きづらさを発見・整理し、本質的かつ共通の課題として地域社会や関係機関・他専門職などへわかりやすく伝え、協働を呼びかけることができる。
③ 社会資源を調整・開発する力
既存の社会資源を的確に活用・調整し、必要に応じて新たな社会資源の開発・創出を行うことができる。
④ 社会福祉の運営に貢献する力
福祉施設や地域福祉活動など、社会福祉の持続的な運営・発展に参画し、多様性を尊重した社会づくりに貢献できる。
カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施方針)
NHK学園社会福祉士養成課程は、以下の方針で教育課程を編成・実施します。
① 3つの柱によるカリキュラム編成
「レポート学習」
各科目の基礎知識や社会の動向も踏まえた課題をレポート形式で出題します。提出されたレポートは専門の講師が添削し一定水準に達したものを履修認定します。社会福祉士に求められる理論や知識の基礎を身につけることを目指します。
「スクーリング」
全員必修の「ソーシャルワーク演習」と実習履修者対象の「ソーシャルワーク実習指導」は対面で実施します。少人数クラスにおいてグループディスカッションやロールプレイ、事例検討など、体験的学びを通して専門的価値、知識、技術をより深く身につけることを目指します。また、スクーリングは現役受講生同士のネットワーク形成の機会にもなります。
「実習」
レポートやスクーリングで培った専門的価値・知識・技術を基礎に、実際の社会福祉現場において実践力を磨きます。実習生は実習計画の作成などの事前準備、配属先での実習、その振り返りと段階を踏んで学びを進めます。実習期間中は担当教員が巡回指導を適宜行い、実習生の学びを切れ目なくサポートします。実習を通して修得した知識を、状況に応じて柔軟に使いこなせる知恵へと高めていくことを目指します。
「レポート」「スクーリング」「実習」の3つの柱が互いに連動し、ソーシャルワーク実践の基盤を、順を追って体系的に身につけられるように編成・実施します。
② 一人ひとりに寄り添った丁寧な指導
受講生それぞれの状況や個性に合わせて、きめ細やかなサポートを行います。個別相談を通じて、安心して学べる環境を整えています。
③ e ラーニングを活用した効率的な学習
e ラーニングを活用し、レポートの作成・提出、実習事前学習、実習の準備などを一元的に管理し、主体的かつ効率的に学びを進められるようにしています。
④ 実践的・学術的な知見の豊富な専門家による学びのサポート
社会人教育の経験が豊富な大学の研究者や現場で活躍する実践者など、多彩なスペシャリストがスクーリングを担当し、社会福祉士に求められる、専門的価値・知識・技術について、実地に即した体系的な学びを深めることを目指します。加えて、スペシャリストそれぞれの専門領域で深めた研究成果や、現場での実践を通じて捉えた社会の動きを学べる機会を提供します。
アドミッションポリシー(入学者受入方針)
NHK学園社会福祉士養成課程は、以下のような志向や資質をもつ方を求めます。
① 多様性を尊重し、あらゆる人の権利と尊厳を大切にできる人
年齢、性別、障害、国籍、文化、価値観など多様な背景をもつ人々を理解し、尊重する姿勢をもつことができる。
② 社会的課題や生活上の困難に関心をもち、解決に向けて主体的に学ぶ意欲がある人
社会の不平等や排除、生活困難などの課題に目を向け、現状をより良くしたいという意欲をもち積極的に学びに取り組むことができる。
③ 本学が掲げるディプロマポリシーを理解している人
ディプロマポリシーで掲げられていることの重要性を理解し、その実現に向けて学びたいという意欲をもっている。
④ 謙虚に学ぼうとする姿勢がある人
他者から学ぶことに謙虚であり、多様な価値観や経験を受け入れ、自己の成長のために努力できる。
⑤ 計画的に学びを積み上げられる人
通信制の特性を理解し、自己管理能力を備え主体的に学習に取り組むことができる。
学則
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