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【NHKリレー講座】2026年度 第3回開催「これから起きること~進路選びを左右する3つの変化~」

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7月1日(水)の登校プラス「キャリア&コミュニケーション」では、第3回となる「NHKリレー講座」を開催しました。今回のテーマは、「これから起きること~進路選びを左右する3つの変化~」。講師には、千葉商科大学サイエンスアカデミー特別客員教授で、元NHK解説委員の竹田忠さんをお迎えしました。

AIの進化や働き方の変化など、これから社会がどのように変わっていくのか。そして、そうした変化が自分たちの進路選びにどのように関わってくるのか。

生徒たちがグループワークを通して考えました。

 AIの導入で、仕事が減ったのは何歳の人?

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講座は、「アメリカでは、AIの導入によってソフトウェア開発者の雇用が減少した年代は?」こんな質問からスタートしました。参加者からは「50歳以上」という回答が多く、約75%の人がそう考えました。

ところが、実際に雇用が大きく減少したのは、22~25歳の若い世代でした。「AIの影響」というと、経験を積んだ世代の仕事が変わっていくイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、実際のデータを知ることで、「AIと仕事」についての見方が変わった生徒もいたのではないでしょうか。

 日本でも同じことが起こると思いますか?

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続いて竹田さんから、「では、日本でも同じことが起こると思いますか?」という問いが投げかけられました。

教室で参加した生徒たちはグループに分かれて、それぞれの考えを話し合いました。

「減らないと思います。人が必要な仕事があるから」

「減るけれど、結局のところは減らないと思う。AIによって仕事が変わっていく一方で、AIに情報をすべて持っていかれてしまったり、サイバー攻撃などが起こったりする可能性もある。そのため、サイバー攻撃に対応する仕事など、新しい仕事が増えるかもしれない」

「アメリカも日本も同じようになって、減ると思う」

「日本は常に人手不足なので、減らないのではないか」

「減ると思う。AIに頼りすぎて、自分自身の力を使わなくなるから」

など、さまざまな意見が出ました。

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オンラインで参加している生徒からも、

「伝統工芸や農業など、若手不足の仕事が多くあるので、AIが普及しても仕事は減らないと思う」

「歳をとった人はそのうち仕事を辞めることになるので、若い人が仕事を失うのは今からしばらくの間だけなのでは?」

「日本でもAIが導入されているので、減ってしまうのではないか」

など、たくさんの意見が寄せられました。

 日本とアメリカでは「働き方」も違う? 

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グループワークの後は、竹田さんからアメリカと日本の雇用の仕組みについて解説していただきました。

竹田さんからは、「欧米の雇い方は、最初に雇用契約で仕事の内容を決めた上で採用する「ジョブ型雇用」なのに対し、日本ではただ雇うことだけを契約して、仕事の中身は採用した後で決めていく「メンバーシップ型雇用」が一般的。なので、日本では人手不足という事情もあり、欧米のように入り口の雇用が大きく減ることはないのでは。ただ入った後の仕事が、ソフトウエア開発を志望していても営業にまわされたりということが増えるのではという見方が多いです」という話しがありました。

普段はあまり意識することのない「働き方の仕組み」について知ることで、将来、自分が仕事を選ぶときに何を大切にしたいのかを考えるきっかけにもなりました。

「24年後、どんな暮らしをしていますか? 」

午後は、再びグループワーク。テーマは、「24年後、みなさんはどんな暮らしをしていますか?」です。「24年後」と聞いて、すぐに自分の未来を想像するのはなかなか難しいもの。

参加者からは、

「想像できない」

「金欠」

「就職している」

「最低限暮らせると思うけど、余裕はあまりないと思う」

「貧乏生活」

など、少し心配になるような率直な意見も出ました。

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一方で、未来がどうなるのかわからないからこそ、「これから何が起きるのかを知り、自分はどうしたいのかを考える」ことが大切なのかもしれません。AIをはじめとする技術の進化によって、これから社会や仕事は大きく変化していくと考えられています。だからこそ、「将来、どんな仕事に就くか」だけではなく、

「どんな社会で暮らしたいのか」

「自分は何を大切にして生きたいのか」

「変化する社会の中で、自分はどう行動したいのか」

を考えることも、進路を考えるうえで大切な視点になります。
ちなみになぜ、“24年後”なのか?竹田さんによると、政府の推計では24年後の2050年には、結婚しない人の割合が増えて(男性約3割、女性約2割)、いわゆる一人社会(ソロ社会)がやってくるということで、仕事や暮らしが大きく変わるなか、自分なりの幸せを大切にすることが大事な世の中になるのではというお話でした。

 「知らない未来」だからこそ、自分で考えてみる 


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第3回NHKリレー講座では、AIや雇用、働き方についての知識を学ぶだけでなく、さまざまな問いについて自分の考えを持ち、他の人の意見を聞きながら考えを深める時間となりました。

今回の講座が、生徒のみなさんにとって、自分の将来について考えるきっかけになればと思います。

竹田先生、貴重なお話をありがとうございました!

 

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