【NHKリレー講座】第6回開催「目からウロコ!学校では教わらない働く“本当の”ルール」
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10月16日に行われたNHKリレー講座第6回は、政策分析ネットワーク 上席フェローであり、元NHK解説委員の竹田忠さんを講師に迎え、「目からウロコ!学校では教わらない働く“本当の”ルール」というテーマで開催されました。
講座ではまず、日本と海外の雇用形態の違いについて取り上げられました。日本の「メンバーシップ型雇用」と、海外で主流の「ジョブ型雇用」。それぞれの特徴やメリット・デメリットを、実例を交えながら分かりやすく解説していただきました。

途中では、「自分が働くとしたら、どちらの雇用形態が良いと思うか?」という問いに対して、全国から参加した生徒たちからも次々と質問が寄せられました。
「欧米はキャリアやスキルがある人が取られてしまいそうで、若者が育ちにくいように思えるのですが、どうやって経験を積んでいるのでしょうか?」
「ジョブ型雇用だと、今後自分が働く仕事が急にAIに置き換わってなくなることがありそうで怖いですね。」
いただいた内容について、竹田先生は具体的な事例や背景を交えながら丁寧に解説してくださいました。

さらに、「キャリア権」や「ギャップイヤー」など、自分の生き方や学び方を考えるうえで重要なキーワードについても紹介があり、各国の制度の違いを比較しながら、“これからの社会で自分はどう働き、どう生きていくか”を考えるきっかけとなりました。

講座の最後には、全国から多くの感想が寄せられました。
変化する時代のなかで、社会の仕組みを理解し、自分のキャリアを主体的に考えることの大切さを実感できる講座となりました。
※「リレー講座」は2026年度から展開する<キャリア&コミュニケーション>の研究の一環として、登校コース(東京本校)のセレクション講座の1つとして、NHK関連団体の協力を得て、さまざまな業務に携わる方を講師としてお招きし、キャリア教育を意識した団体紹介やコミュニケーション、伝える技術などについての講義やワークショップを行っています。