6月1日（日）東京本校学習グループ　NHK放送技術研究所見学

６月１日（日）に学習グループ東京の活動を実施しました。学習グループとは、自宅での学習が中心の生徒たちが自宅以外の場所で一緒に学習することで、モチベーションを高く持つための集まりです。

当日は午前中は代々木上原で学習会を行いました。それぞれ数学や国語などの学習を進めていき、この時間で数学の２回目のレポートを終わらせることができた人もいました。

午後から世田谷にあるNHK放送技術研究所に移動して、技研公開２０２５を見学しました。技研公開では、最新研究の説明を聞くだけではなく、実際に３Dディスプレーと触覚・香りディスプレーを体験したり、３０K３６０度カメラで撮影した映像を１５K相当のプロジェクターに投影した映像を見て没入したりすることもできました。技術の発展に驚きつつ、これからの未来ではその研究がどのように実生活に根付いていくのかとても楽しみです。

レポートの提出が少しずつ始まってきました。この調子で学習していきましょう。

◆初めて見る新しい技術に、驚きの連続でした。最新の技術が沢山展示されていて、どれも興味深かったです！体験コーナーでは、様々な近未来的な技術を体験できました。あの空間にいるときだけは、未来にタイムスリップしたようでした！今回の技術が実現される未来が、すぐそこにあると思うと、凄く楽しみです！

◆今回、技研公開で見学や体験をして、技術の発展に驚いたし、未来ではこれらが日常的に使われるようになるのかななどと想像して、とてもワクワクしました。特に印象に残っているのは、コンテンツナレッジの展示の自分の興味のある分野や学習にあったコンテンツの選択のサポートをしてくれる技術と、生活シーンに合わせたコンテンツ提示技術の生活シーンに合わせたコンテンツ提示技術の展示です。情報が溢れている現代で、自分が今見たいコンテンツを探すのは大変な時が多いので自分の学習や興味に合わせたコンテンツを探すサポートをしてくれるというのはとても便利で、学びやすくなるなと思いました。生活シーンに合わせて必要な情報を提供してくれるというのもとても便利だし、自分にあった幅の広い情報が日常的に知れるようになるとより生活が豊かになるなと思いました。

◆体験コーナーでは、実際に自分で技術を体験することができたのもとても楽しかったです。技術が発展し、情報の知り方や、メディアの楽しみ方の幅が広がることで、一人ひとりにあった方法で楽しむことができるようになるというのはとても素敵だなと思います。様々な技術に触れることができ、楽しく充実した時間を過ごせました！

◆幅広く、様々なことが研究されていることが紹介されていて、とても見ごたえのある見学でした。様々な技術・AIによる解析の活用等は、情報科目の内容で見かけたものも多くあったように思います。教科書で読んだだけではなく、実際に活用されている状態を見ることができました。

◆『放送』というと、観ることの映像や聞くことの音声のことだと思いがちでしたが、ただ画質が良いとか音質が良いということだけではなく、より臨場感、没入感のある映写ディスプレイや立体感のある音の聞こえ方（音の出し方）、風や香りが出てきたり等、「画面で見る」だけだったテレビが「疑似体験」になり、よりリアルな「体験」に近付いていると思いました。最近、テレビでしか観たことのなかった「能」を初めて観劇しましたが、テレビではわからなかった音の振動や響きが、舞台上から身体に伝わってくるのを感じることができ、映像で観たことがあるということと、実際に足を運んで観劇したときとの違いを実感してきたばかりでしたが、この「差」もどんどんと近付いてきている、技術開発によって「差がなくなってきているのだ」と感じました。

◆半球状のモニターでは映画などを観て、よりその映像世界に浸ってみたいと思いました。（ミッション・イン・ポッシブルやローマの休日、グラン・ブルーの海の中のシーン等…。）難点は、体験コーナーでの短時間でも映像や音に酔ってしまうところでした。眼だったり、耳から負担がかかってしまうのでしょうか。慣れてしまえばこの「酔い」はなくなるものなのか、身体が受け付けないということもあるのか、少し気になりました。

◆AIを活用した同時手話通訳では、手話を言語としている人たちの中にある、手の動きや口話など理解しやすい手話の違い、少しのタイミングのズレで伝わりにくくなってしまうというニーズに対して、より自然な手話になるように研究開発され、現在ではずいぶんと問題が解消されているということや、音の視覚化などは、SDG’ｓによるところの「誰一人取りこぼされることなく…」という目標にしっかりと合致していると思いましたし、音の映像化や振動化などは、これまでとは違った角度からの楽しみ方ができるとともに、視覚や聴覚の個性を超えて「一緒に楽しむことができる」。お互いがもっと親しくになれることにも繋がると思いました。

◆透明フィルムを窓ガラスに張り付けて、太陽光から紫外線を利用したエネルギー発電の研究は特に気になりました。窓ガラスに張り付けられる軽さなので、屋根や壁の強度を補強する必要（費用負担）がなく、暴風などで飛ばされて被害を出す不安もなく、汚れに対する手入れなども楽そう。透明なので太陽光の明るさを室内に取り入れることも十分に担保できるとは、良いこと尽くし。従来の太陽光発電よりも発電量が若干劣るということでしたが、これはきっと研究が進むにつれて解消されてゆくだろうし、供給量が上がれば価格も下がってくるだろうから、将来的には家の窓ガラスには全てにこのフィルムが標準装備されている、建物だけではなくて乗り物もそうで、原動力を賄いながら稼働しているということが当たり前になるのかもしれない。本当の意味でSDG’sの考え方を基にした生き方は、生活苦や心身の不調リスクも下げられるものだと思えます。自然エネルギーをうまく取り入れた生活は、トータルでの費用面でコストも下げられるし、それにより生活苦のリスクも下がる。環境汚染に加担している罪悪感からも解放される。そういった生き方の中で心身の健康が保たれれば、心にも余裕が生まれる。心に余裕があれば、人はお互いに優しくなれる。その優しさが広がってゆけば、それは平和に繋がり、身近な平和が広がってゆけば、それはやがて世界の平和に繋がってゆく。暮らしの中で、特に意識したり無理に頑張るのではなく、日常の中に自然と環境や人々の個性などに対する配慮が成されている生活が営まれているのが理想的な未来ではないだろうか。そういったことにアプローチできる研究開発がこんなにも進んでいるということに驚きました。

◆通常であれば一つの研究所でこんなにも幅広く奥深く、派生したものも含めて研究を継続させてゆくことは大変困難なことだと思います。一つの組織の中で、こんなにも様々な研究が成されていることに「NHKって凄い！」と思いました。

◆触覚と香りで体感する3次元コンテンツを体験してすごいと思いました。あと、検索を予測して出てくるのが検索がラクになると思いました。