一橋大学キャンパスツアー&模擬授業体験

  • 東京本校

2024.06.26

一橋大学生がNHK学園生のために企画してくれた体験ツアー

6月13日(木)に東京本校登校コース3年次の生徒たちが一橋大学を訪問しました。一橋大学公認の学生団体 澁澤塾「Kuni-project」のみなさんが企画してくれた「一橋大学キャンパスツアー&模擬授業体験」です。昨年も同時期に行いましたが、今年もたくさんの生徒が参加してくれました。大学進学だけが進路というわけではありませんが、進路を真剣に考える時期、将来の可能性の幅を広げるため、3年次生の選択肢のひとつとして、大学生活をイメージする参考になれば…という意図で企画されました。午前中に一橋大学キャンパス内の主となる施設を学生のみなさんに案内していただき、昼食を学内のカフェテリアでとり、午後は兼松講堂で一橋大学の教授の授業を受けるという豪華な内容です。

いざ!キャンパスツアーへ出発

当日、たくさんの生徒が集合場所に集まり、クラスごと3チームにわかれて、西門正門前より出発。午前中は澁澤塾「Kuni-project」メンバーの学生さんがガイドをつとめ、一橋キャンパス内の施設(図書館・講堂・マーキュリータワーなど)を案内していただきました。

図書館の入り口にあたる時計台塔は一橋大学のシンボル的建物です。美しいステンドグラスが内装に使われている図書館内部は荘厳な雰囲気をかもしだしていて、伝統に加えて機能的で多様な情報が集まる場でもあり、この日もたくさんの学生が利用していました。生徒たちはその大きさと蔵書の規模に圧倒されていましたが、中には「外国の本もあったので読んでみたい」という感想を持った生徒も。

国の登録有形文化財(建造物)でもある兼松講堂でロマネスク風の雰囲気を見学したあと、歩いて移動する時間も生徒同士の会話ははずみます。東西にわかれた広大な敷地は緑豊かで「勉強に最適な環境」との声も聞こえてきました。

見学が終わったあと、大学生たちの利用で混雑しだす前に学内カフェテリアに入り、各自が好きなメニューを注文して昼食休憩です。豊富なメニューの中から選んだ料理皿をトレイにのせて会計するスタイルに生徒たちは興味津々。仲間同士でテーブルを囲み、楽しげな笑い声があちこちから聞こえてきます。大学生気分を味わうひと時でした。

登録文化財の講堂で、模擬授業体験

午後は、兼松講堂に場所をうつし、社会学部の中田康彦教授による模擬授業体験です。普段授業を受けている「教室」とは雰囲気の違う「講堂」に生徒たちは少し緊張した様子でしたが、授業が始まるとみな、真剣に教授の言葉に耳を傾けていました。当日は会場からYoutubeライブ配信し、オンラインでの参加者もいました。

模擬授業のテーマは「主権者の育成とシティズンシップ」選挙権年齢が18歳に引き下げられ、より主権者教育が重視されている一方で、そのあり方にはさまざまな課題があります。生徒たちが直面する問題であるものの同時に当事者意識が薄くなりがちなこのテーマにつき、高校生向けに難易度を調整し、時間も絞った内容でお話いただきました。台湾総統選挙や、オーストリアの政治教育などを例として紹介し、近年の日本の若者(大人)はなぜ選挙で投票しないのか、「無関心・無理解・無力感・非自立」の問題、政治教育をめぐる動きと主権者教育の狙い、どうすれば「知っている」から「動く」につなげられるか、身近なところに問題意識をもち「変える」から「変わる」体験をすることなど。中田教授はわかりやすい例をあげ、理解しやすい言葉におきかえて進行。時に生徒にマイクを向けて質問し、生徒の発言した意見や考えを共有することで会場一体化した授業をしていただきました。

また、授業の中で、匿名質問サービス「Slido」をリンクさせ、オンライン参加者は書き込み質問することができ、講堂にいる生徒も、挙手して直接質問する方法だけではなく、各自携帯を使ってSlidoに入り匿名で質問するという体験もできました。中田教授は時間の許す限り、生徒から寄せられた質問に丁寧に向き合い答えてくださいました。

参加した生徒からは、模擬授業についてさまざまな感想が寄せられました。

・政治だけではなく、生活において「人を動かす」事は大変だと思うのですが、その気にさせる等、色々なやり方があるのだと参考になりました。

・大学での講義についてイメージがわきました。質問を匿名で行えるシステムについて、すごく良いと思いました。

・意見を求められたときは緊張しましたが、自分の考えを深めることができました。

・どの話も興味深かったが“大学生も議員にえらばれる制度”について考えることが初めての体験で面白かった。若者がもっともっと政治の中心で動く制度があってもいいのではないかと感じた。

・もう18歳で選挙に行ける年なのでまた機会があれば投票しに行きたいです。

 

また、キャンパスツアーについては、「大学生活のイメージがわいた」「一橋大学の雰囲気を知れてよかった」「学食のレベルが高くておいしかった」「歴史ある建造物が魅力的」との声が寄せられていました。

 

今回キャンパスツアーに参加した理由を生徒たちにたずねると、「進学希望のため大学生活のイメージを知りたかった」「進路を進学にするか迷っているが、大学の具体的な様子をみれたので、大学生活に興味がわいた。進学を目指してみようかと感じた」「学園への通学時にすぐ目の前を通るので気になっていたが、なかなか中に入る機会はないので、内部に興味があった」「仲間と一緒の体験機会で、卒業までに少しでも多く楽しい思い出を作りたかった」「歴史ある建造物を自分の目でみてみたかった」といった答えがかえってきました。

それぞれにとって、有意義な時間を過ごせたようです。この日の体験や、興味をもち意識したことが糧となり、各自の進路を考える際や、残りの高校生活においても役立ててほしいと思います。

一橋大学の澁澤塾「Kuni-project」のみなさん、そして中田教授、本当にありがとうございました!


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