登校コース「数学Ⅰ入門」スクーリング 「愛×数学×短歌」
- 東京本校
「数学は言語表現の一つである」
10月5日(水)登校コースの「数学Ⅰ入門」で、「愛×数学×短歌」と題した授業を行いました。
「数学Ⅰ入門」を履修している生徒の中には、数学に対して苦手意識を持っている生徒がいます。そこで日常生活に数学用語を落とし込むことで、その苦手意識を少しでもなくすことができればと考え、今回の授業を企画しました。とはいえ、短歌素人の数学教員だけでは心許ないため、英語教員であり歌人でもある貝澤先生をゲストとしてお招きしました。
貝澤先生に数学的要素を含む短歌を紹介してもらい、なるほど…となったところで、生徒にも短歌を詠んでもらいました。数学の授業の一環なので、厳密な短歌のルールにはそこまでこだわらず、自由に表現することを楽しみました。
難しいという声もありましたが、最終的には皆とても興味深い歌を詠んでくれました。すべての作品を紹介したいのですが、それはまた別の機会にさせていただき、感想をいくつか紹介します。
・数学と国語という真逆のもののコラボは面白い
・数学の真理を知れた気がします
・数学ではあるけれど少し考え方が違う感じが良かった
・普段気付かなかったが、数学の世界は身近にあることに気付けた
・数学で日常生活を表すのがとても楽しかった
・短歌にしてみることで、違った視点から数学と関わることが面白かった
などなど、たくさんの感想をもらいました。もちろん、難しかったという感想もありましたが、私たち教員の「数学は言語表現の一つである」というメッセージは伝わったようで、本当にうれしかったです。ゲストの貝澤先生、サポートしてくれた国語科の先生、どうもありがとうございました!
さて、「あなたにとって数学は〇〇である」の〇〇には何が入りますか?
みなさんもいろいろな視点から数学を楽しんでみてくださいね。
注:「愛×数学×短歌」は、横山明日希さん著、河出書房新書出版の本のタイトルです。