3月26日 東京本校 卒業式
- 東京本校
式典は東京本校体育館で行いました
どーもくんも卒業生を祝福!
桜の花型の卒業生メッセージ
3月26日(土)、東京本校の卒業式が行われました。東京本校のある東京都国立市は桜の名所として有名です。当日は咲き始めた桜も卒業生の門出を祝ってくれているようでした。
式は午前・午後に分かれて行いましたが、今年は保護者にも来校いただくことができました。残念ながら、会場にはお入りいただかず、別室で映像をご覧いただくかたちではありましたが、卒業生の姿を間近でご覧になったみなさまは感慨もひとしおのようでした。
午前・午後それぞれの部の卒業生代表による答辞を紹介します。
午前の部 遠藤花琳さんによる答辞
桜の花びらが舞い踊る春うららな季節が訪れました。
今日、私たちはNHK学園を卒業します。
このような素晴らしい卒業式を挙行して頂き誠にありがとうございました。また、ご多忙の中ご出席頂きました御来賓の皆様並びに保護者の皆様在校生の皆様に卒業生一同より御礼申し上げます。
NHK学園での三年間は長いようで短くとても充実した日々でした。 入学当初は通信制高校とはどういう所なのかあまり想像出来ずとても不安で緊張したのを今でも鮮明に覚えています。
しかし始業式早々に友人ができ先生方もとてもフレンドリーで早く馴染めたため安心しました。
そして当時の私は弱弱しかったため強くなりたい何か変わりたいと思い勇気を出し一年生の頃に生徒会へと立候補しました。
生徒会ではわからないことがほとんどでしたが先輩方や先生方がいつも優しく支えてくださり先輩方はとても強くかっこよく頼もしく憧れの存在でした。
そこで私も先輩方のように誰かの支えになりたいと思い二年生では生徒会長を務めました。しかし、現実はそうあまくありません。
この頃から新型コロナウイルスが流行りはじめたため各行事への影響が大きく生徒会一同何回も試行錯誤しながら行事を作りました。
コロナ禍の学校行事で色々制限されていましたが生徒の皆さんの楽しそうな姿、終わった後の達成感それはとても印象深いもので今でも忘れません。
三年生でも生徒会長を務めました。三年生では新型コロナウイルスへの対策もわかってきたため様々な行事をできるようになりました。活動量が増えとても忙しかった反面とても充実していたのを覚えています。
運動会で猛る生徒の皆さんの姿。夏フェスで賑わう演奏の波、学園祭で生徒の色に染まる校舎、団結力の発揮された球技大会どの行事もスクーリングもとても素敵なもので百戦繚乱な日々だったと思います。
学習面ではスクーリング以外にもNHK高校講座などで勉強をしました。時折レポートやテスト勉強でわからない所や気になる所が出てきたため先生に聞いたこともありました。
その都度先生方はスクーリングの日以外でも教えてくださりおかげ様で卒業することが出来ます。とても感謝しています。
在校生の皆さんにはやりたいことがあったら勇気を出して頑張ってほしいと思います。
また一日一日を悔やむことなく過ごして頂けたらと思います。そうすればきっと皆さんにとって充実した高校生活を送れると思います。
保護者の皆様には私たち卒業生をいつも支えてくださり見守ってくださったことを心より感謝致します。
これまで努力出来たのは保護者の皆様のおかげです。これからも見守って頂けたら幸いです。
最後になりましたがNHK学園の関係者の皆様への感謝のきもちと多大なる愛を添えてNHK学園の更なる発展を祈り答辞といたします。
令和四年三月二十六日
NHK学園高等学校卒業生代表 遠藤花琳
午後の部 筧日菜子さんによる答辞
教室の窓から見える風景にも、春の気配を感じられる季節となりました。新型コロナウイルスの影響はまだ続いていますが、伝統あるNHK学園高等学校本校で素晴らしい卒業証書授与式を開いていただきありがとうございます。
また、校長先生をはじめ、来賓の皆様、在校生の皆さんからの温かい励ましのお言葉を頂戴し、卒業生を代表し心より御礼を申し上げます。未だ日常がどのようなものかわからなくなってしまっている状況の中、このように卒業式を迎えた本日、NHK学園高等学校を卒業できることを大変嬉しく思います。
思い返せば入学当初私たち卒業生は期待や不安が入り混じった気持ちを胸にスタートを切ったと思います。私自身もその一人です。昔から人と話したり人前に立ったりすることが大の苦手で周りを見れば知らない人ばかりで新しい環境に馴染めるか不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、早々と友達ができ大きな不安もあっという間に消えていきました。
私の所属する登校コースでは、週に三回のスクーリングがあります。決められた教室に行き、始まる、そんな、何気ない日々がとても楽しかったです。授業以外にも、休み時間や放課後には、共通する趣味を見つけ、一緒に語り合い、笑い合える友達がいました。
クラスそれぞれのカラーがあり和気藹々とした雰囲気で毎回のスクーリングがとても楽しみだったことを今でも覚えています。
受験やテストの前だけではなく、スクーリングのない日は主に自宅でレポート学習を進めていましたが、一人で勉強をすることにしんどさを感じ行き詰まってしまったことがありました。そんな時、声をかけ一緒に勉強に付き合ってくれた、わからないところを教えてくれた友達がいて大きな心の支えになりました。ぶつかっては話し合い、お互いの良さを認め合い切磋琢磨しながらお互いに高め合うことのできる素敵な仲間たち、そして、先生方にも本当にお世話になりました。
授業以外でも個別に教えてくださったり、困っていた時に声をかけ親身に相談に乗っていただいたりと、たくさんの元気をいただきました。
また、私は生徒会に入りそこでも貴重な経験をたくさん積むことができました。運動会や学園祭などの行事を運営していく時には、生徒会役員がそれぞれの係りに分かれて一人一人が、役割の中心となって実行委員の皆さんをまとめていきます。初対面の人と関わることがあり緊張しましたが先生方のサポートが、心の支えになり安心して務めることができました。生徒会としての活動を終えた今、恥を捨てて積極的になることができたと思います。私は今、このように卒業生の代表として話していることに自分でも驚いているほど人見知りで誰かに自分の意思を伝えることが苦手でした。そんな私がこうして答辞を務めさせていただいてるのも、先生方のご指導があったからです。
これまで過ごしてきた時間の中で個性豊かで魅力的なさまざまなコースの皆さんたちと関わる機会が多くありました。思い返せばそれは、偶然のようでありながら必然であったと思います。NHK学園高等学校でのこの出会いは私にとって大変幸せなことであり感謝の気持ちでいっぱいです。
本日、旅立ちの日に迎えることができたのは温かく見守りご指導くださった先生方や保護者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
これから私たち卒業生はそれぞれの道に向かって一歩一歩歩んでいきます。その道は楽しいことだけではなく、乗り越えられない壁にぶつかることもあると思います。しかし、そのような時でも、一つ一つ培ってきたこれまでの経験や学びの日々を人生の糧に強く生きていきます。
最後に皆様のご健康とご多幸、そして、NHK学園高等学校のますますのご発展をお祈りし答辞とさせていただきます。本当にありがとうございました。
令和四年三月二十六日
NHK学園高等学校卒業生代表 筧 日菜子
午後の部代表 筧さん
校長の前で答辞を詠みあげました