【東京本校】登校コース特別活動『社会は誰かがつくっている』
- 東京本校
2025.11.06
―“社会と自分をつなぐ”探究授業を実施 しました―

NHK学園高等学校では、10月3日と10日の2日間にわたり、特別活動の一環として探究授業「わたしたちと社会 つながり発見ラボ」を実施しました。
講師には、子どもから大人までのキャリア支援を行う株式会社ストックアップの久保敬寛さんをお迎えし、身近な社会の仕組みを通して「自分と社会のつながり」を見つめ、将来を考えるきっかけとなる学びを行いました。
見えないところで支えられる“社会”に気づく
1日目は、「身の回りにある仕事の多様さ」をテーマにスタート。「水道が止まったら?」「家が建つまでに関わる仕事は?」といった問いを通して、普段は意識することの少ない“見えない仕事”の存在に目を向けました。
久保先生は体育館の天井を見上げながら、ライトを指さして話しました。「この電球一つにも、設計、製造、運搬、取り付け……たくさんの人たちの仕事が関わっています。」その言葉に、「当たり前だと思っていたことの裏には、多くの人の努力がある」と実感していました。

ニュースの中の社会課題を“自分ごと”に
2日目は、ニュースを題材にした社会探究に挑戦しました。物価高や猛暑など、身近な社会課題をテーマに「なぜ?」「その原因の原因は?」と問いを深め、最終的には「自分にできる身近な一歩」を整理してグループで発表しました。生徒たちはニュースを通して社会の構造を学ぶとともに、「自分の生活と社会がつながっている」という実感を強めていました。
終了後のアンケートでは、
「社会は誰かがつくっているという言葉が印象に残った」
「ニュースを自分の生活とつなげて考えられた」
「平和に暮らせているのも誰かのおかげだと気づいた」
といった声が寄せられました。

私たちの暮らしは、電気、水、交通、通信などに関連した数えきれない仕事によって支えられています。
今回の探究授業は、その仕組みを改めて見つめ直し、「自分が社会の一部としてどう関わっていくのか」を考えるきっかけとなりました。
