【東京本校】スタンダードコース日曜日生・校外活動
- 東京本校
2025.08.05
災害を“知る”から“備える”へ ―体験ツアーでの学び―
7月27日(日)、東京本校日曜日生は校外活動として本所防災館を訪れました。生徒・保護者あわせて35名が参加し、二班に分かれて1時間45分の防災体験ツアーを行いました。
ツアーはまず、シアターで関東大震災の状況について学ぶことから始まりました。その後、煙体験、都市型水害体験、地震体験、暴風雨体験と災害ごとのシミュレーションを順番に体験しました。

煙体験では、暗闇の中を姿勢を低く保ち、壁を手で探りながら出口を目指しました。片手でハンカチを口に当て、もう片方の手で壁を触りながら進むのは想像以上に困難で、煙の中での避難の難しさを実感しました。

都市型水害体験では、10㎝、20㎝、30㎝の浸水状況を選び、扉を開ける体験をしました。30㎝の浸水では膝下まで水に浸かっている想定で、扉は非常に重く、ほとんど開けることができませんでした。水害が深刻化する前に早めの避難が重要であることを学びました。

地震体験では、震度7の揺れを再現した新潟中越地震、熊本地震、北海道胆振東部地震のシミュレーションを体験しました。同じ震度7でも揺れ方が異なり、ダンゴムシのポーズを取って身を守ろうとしましたが、揺れが激しく、その姿勢を保つことも困難で、何かにつかまっていないと危険な状況でした。
暴風雨体験では、カッパを着用し、下を向いた状態で強風と豪雨を体験しました。風と雨の勢いは非常に強く、前髪がびしょ濡れになるほどで、実際にこのような状況で外を歩くことの危険性を肌で感じました。
体験後は館内を自由に見学し、それぞれが防災について理解を深めました。最後に再集合して解散となり、充実した1日となりました。
普段なかなか体験することのない災害を実際に体験することで、その危険性や、いざという時にどう行動すべきかを学ぶ貴重な機会となりました。
なお、後半の校外活動については、現在HR委員が行き先を相談中です。