金子兜太(1919~2018)は戦争での体験を経て、社会性俳句や前衛俳句運動の中心となり、同世代の飯田龍太(1920~2007)とともに、文学史に大きな足跡をのこしました。

◆金子兜太(かねことうた)◆
大正8年埼玉県生まれ。東大経済学部在学中より加藤楸邨を師として「寒雷」に投句。同人誌「海程」を創刊、のち主宰。現代俳句協会会長を歴任。第五回現代俳句協会賞受賞。句集『少年』『蜿蜿』『詩経国風』『両神』など。評論集『定住漂泊』ほか。
本講座は山梨県立文学館三十五周年記念企画展「金子兜太展 しかし日暮れを急がない」にあわせた特別講座です。
山梨県立文学館長で歌人の三枝昻之氏と、兜太に師事した田中亜美氏による対談を開催いたします。
さらに同館学芸員の案内による特別解説「金子兜太展」観覧、飯田秀實氏(「山廬」当主)の案内による「飯田蛇笏・龍太」の常設展示の観覧も行います。
山梨県立文学館(甲府市貢川1丁目5−35:JR甲府駅からバスで15分)に現地集合です。
※事前にお申し込みが必要です。お申込みの方にはバス時刻表等の詳細を別途、郵送します。
<講座概要>
【開催日時】 2024年10月24日(木)13:00~16:30
【場 所】 山梨県立文学館(甲府市貢川1丁目5−35:JR甲府駅からバスで15分)
【講師・プロフィール】
●三枝昻之(山梨県立文学館長・「りとむ」主宰)
1944年山梨県生。「りとむ」発行人。日本歌人クラブ顧問 山梨県立文学館館長。宮中歌会始選者、「日経歌壇」選者。歌集『農鳥』『世界をのぞむ家』『遅速あり』など。歌書『前川佐美雄』『昭和短歌の精神史』『佐々木信綱と短歌の百年』『作歌へのいざない』など。
●田中亜美(「海原」同人・現代俳句協会会員)
「海原」同人。金子兜太に従事。海程新人賞、現代俳句新人賞受賞。著作『現代の俳人101』(共著・新書館)など。
●飯田秀實(飯田龍太氏ご子息・「山廬」当主)
1952年、山梨県東八代郡境川村小黒坂に飯田龍太の長男として生まれ、2014年 一般社団法人山廬文化振興会設立。「雲母」創刊百年事業として「山廬俳諧堂」を復元。現在、同法人理事長。
【受講料】6,680円(税込)
【参加特典】※次の内容が受講料に含まれます。
金子兜太展図録 / 企画展・常設展観覧料 / イヤホン使用代等