ようおいでたなもし 松山俳句通信【第27回】

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2021.03.19

桜が咲き始めた俳都松山から、伊予吟会宵嵐さんの「松山俳句通信」が届きました。今年もようやく春がきましたね

 

俳都松山の俳句ポスト

私のウォーキングコースには松山城が含まれており、週に2回は登城するようにしています。

その七合目付近に長者が平という広場があり、ロープウェイやリフトの終点として親しまれてきました。

その広場の入り口には子規の句碑があり、なんと句碑を空洞にして俳句ポストとしているのです。

ポストに投句された紙は3ヶ月に一度開函され地元の俳人によって選句されます。詳しくは松山市のHPに譲りますが、俳句ポストは、昭和41年に子規・漱石・極堂生誕百年祭の記念事業の一つとして観光俳句を募集したのが発祥です。そして、好評につき昭和43年5月に第一号の俳句ポストとして設置されたのが、ここ松山城長者ヶ平なのです。通常投句用紙と鉛筆が常備されているのですが、この時はコロナ禍につき何の用紙でも良いので自前の紙と筆記用具で投函する特別ルールになっていました。

私も一句詠んで投句しておきました。入賞すると愛媛県産品の賞品を貰えるとともに、地元の愛媛新聞に掲載されます。皆様も松山にお越しの際は是非投句してみてください。

松山や秋より高き天主閣    子規