ようおいでたなもし 松山俳句通信【第9号】

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2019.08.31

🎊8月30日に49歳になられた、俳都松山の伝道師🔥松山在住の宵嵐(よいらん)さんから、松山で開催された「第22回俳句甲子園全国大会」のご報告が届きました!

※「おいでたなもし」とは、松山市の方言で「いらっしゃい」の意味です。

負けて泪、優勝して泪・・・感動の俳句甲子園

8月17日から二日間、「第22回俳句甲子園全国大会」が松山市で開催されました。

松山の人たちはこのイベントが大好きで、両日とも会場には大勢の人が押し寄せました。

地元のラジオ番組の句会では、「俳句甲子園」を8月の季語として取り扱っており、毎年この季節には応援の句が多数寄せられるのです。

 

 

 

カンバスの余白八月十五日
神野 紗希

松山出身の俳人神野紗希さんが、「第4回俳句甲子園」で個人最優秀をとった作品です。毎年、このような名作が次々と生み出されてきました。

 

自分よりはるかに年下で、語彙も少ないはずの高校生が、瑞々しい感性と着眼で素晴らしい作品を作り上げてくることに驚きを禁じえません。

そして、負けて泪、優勝して泪・・・見ている側も感動に包まれるのです。

松山で俳句に携わっているものの端くれとして、できるだけ多くの方に、松山で生の俳句甲子園を観戦していただきたいと切に願っております。