「古典を極める・漢字」コース紹介

孔子廟堂碑 唐・虞世南 整った中にも、穏やかで高い風趣がある楷書

九成宮醴泉銘 唐・欧陽詢 縦長の楷書で、神経の行き届いた厳しさがある

雁塔聖教序 唐・褚遂良 細い線ながら、引き締まった強さがある楷書

建中告身帖(自書告身) 唐・顔真卿 横画は細く、縦画が太く堂々とた楷書

龍門造像記 北魏・筆者不詳 直線的で粗野だが生命力があり力強い楷書

鄭羲下碑 北魏・鄭道昭 曲線的で悠然とした字が特徴的な楷書

楽毅論 奈良・光明皇后 王羲之の書を光明皇后が臨書した行書に近い楷書

蘭亭序 東晋・王羲之 格調高く、筆路が明快で学びやすい行書

風信帖 平安・空海 空海が行草体で書いた三通の手紙

伊都内親王願文 平安・伝 橘逸勢 急抑揚が自在で躍動感に富んだ草書

書譜 唐・孫過庭 王羲之の書法を伝承し、ゆったりとした草書

十七帖 東晋・王羲之 直線的に形成された草書体の手紙

自叙帖 唐・懐素 字の大小・動きが大胆で奔放な良寛が好んだ草書

曹全碑 後漢・筆者不詳 素直ですっきりした線質で、のびやかな隷書

張遷碑 後漢・筆者不詳 曹全碑と比べ、素朴で剛健、野趣がある隷書
こんな課題に取り組みます
課題の提出は全10回です。
各回臨書する部分を指定した複数の課題を用意しています。その中から、用紙サイズにより1~3課題を選んで提出していただきます。
<第1回~第5回>
半紙に4~6文字を臨書 3課題を提出
※「自叙帖」は2課題を提出
<第6回~第7回>
半紙に15~20文字程度を3行または4行で
臨書 2課題を提出
<第8回>
半切1/2に2行書きの臨書 1課題を提出
<第9回>
半切に2行書きの臨書 1課題を提出
<第10回>
半紙・半切1/2・半切のいずれかのサイズ
で創作 1課題を提出
こんな添削をお返しします


書道講座講師 橋本 麻希
いくつもの時代を通して「目指したい文字」「理想的な書」として支持されてきた古典は、書を学習する上での「美の規範」です。そうした古典を自分の目でよく観察し、その筆運びを再現することは、あなたの書の「土台作り」となるでしょう。
古典を観察していると「どうやって筆運びを再現したらいいのだろう?」と困惑することもあるかもしれません。しかし、そこからが私たち講師の出番です。作品への添削ときめ細かいアドバイスであなたの学習をフォローします。
「急がば回れ」。古典とじっくり向き合って直に学んだことは、確実にあなたの手本を見る力、再現力ひいては技術を養います。
この講座で書を学ぶ真の喜びを味わい、楽しんでください
※無料でお送りする「案内書」と同じものがご覧になれます(NHK学園のページを離れます)。