監修者から

講座監修 森 安彦 国文学研究資料館名誉教授
~古文書からのメッセージ~
我が国には、武士・農民・町人などが書き残した、実にさまざまな古文書が存在している。私たちは、江戸時代や戦国時代に戻ることは出来ないが、当時の古文書によって、その時代を生きた人々の、意思や哀歓を知る事ができる。
現在の私たちにとって古文書は過去から発信されたメッセージなのだ。古文書が語りかける声のなかに、私たちが忘れてしまった、近代化を急ぐあまり切り捨ててしまった、かけがえない大事なものがあるのではないか。
あなたも古文書を通じて過去を学び、現代を、未来を考えてみませんか。
コース詳細
“寺子屋の学び” のように基礎を固める!「基礎コース」
江戸時代の古文書を中心に、支配や村のあり方をはじめ、当時の人々の日常に触れながら古文書の解読力を養います。テキストには、古文書原文中のくずし語句ごとに抜粋して解説をつけたものや、コラムなどもあり、内容豊富。古文書を読む際の基礎知識をしっかり学べます。

「古文書を読む基礎」テキスト

テキストより

課題文書集とリポート用紙
長文に取り組み、意味・ 内容を理解する力を養う「応用コース」
村の生活、旅と飛脚などをテーマにした長文の古文書をじっくり読み、基礎コースで学んだ解読力の定着をはかるとともに、解釈力の養成をめざします。

「古文書を読む応用」参考文書集

テキストより

課題文書集より
長期にわたり継続できる「解読実践コース」リニューアル開講!
毎年度、新教材に刷新!古文書がかなり読める方を対象としたコースです。教材は農村に残された地方文書だけでなく、町方文書や武家文書など、江戸時代の社会全般にまで古文書の対象を広げ、癖字の多い書簡や日記類、虫の食った古文書なども含め、高度な解読力の養成をはかります。教材は毎年度「春期」からすべて新しいものに切り替わりますので、長年にわたって古文書学習を楽しむことができます。
2025年度版のコース監修者である吉田ゆり子先生(東京外語大学 名誉教授)に解読実践コースについて解説していただきました。

「古文書を読む解読実践」解説ノート

解説ノートより

解説ノートより
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生涯学習インストラクター
生涯学習インストラクターとは
「生涯学習インストラクター」とは、文部科学省認定の社会通信教育講座を実施している団体で構成されている、一般財団法人 社会通信教育協会認定の資格です。NHK学園では「古文書」講座にて認定を行っております。
文部科学省認定社会通信教育講座、社会通信教育協会認定講座を修了した方々の学習成果を積極的に評価認定し、全国各地の地域における多様な生涯学習活動を推進・指導する人材養成を図るための制度です。研修により、生涯学習2級インストラクター資格、生涯学習1級インストラクター資格を付与します。
インストラクター取得条件
生涯学習2級インストラクター(古文書)
■対象講座
古文書を読む基礎(コース番号:4H001)
古文書を読む応用(コース番号:4H002)
■条件
上記講座の課題を全て提出し、全てのリポートの評価が「A」以上で、受講期間内(無料延長期間含む)に修了すること。
※申請期限は両コースとも修了されてから5年以内を原則とします。
生涯学習1級インストラクター(古文書)
■対象講座
古文書を読む解読実践(コース番号:4H004)
■条件
①「生涯学習2級インストラクター(古文書)」を取得済みであること。
②上記講座を「2回」受講し、いずれの年度も課題を全て提出、全てのリポートの評価が
「A」以上で、受講期間内(無料延長期間含む)に修了すること。
※申請期限は解読実践の1回目の修了から5年以内を原則とします。
③近世の古文書を読み解いて解読文を作成し、それを素材とするひとつのテーマを設定して
小論文を書き、審査に合格すること。(400字詰め原稿用紙20枚程度をめやすとする。
ワープロ・パソコンの使用可)
(審査料は別途15,420円)
④①~③の条件を満たした後、(財)社会通信教育協会の通信講座「生涯学習支援実践講座生涯学習コーディネーター研修」を受講し、修了すること。(受講料37,600円)
【「生涯学習支援実践講座 生涯学習コーディネーター研修」のお申込はこちらまで】
(財)社会通信教育協会「生涯学習1級インストラクター資格取得のための指定通信教育講座」事務局
電話:03-5815-8432
(お電話いただく際には2級の認定証番号をご用意のうえ、1級インストラクターの資格取得希望である旨をお伝えください。)