「篆刻入門」コースの課題・学習の進め方
「篆刻入門コース」は、篆刻を一から学びたいという方向けのコースです。篆刻は文字通り「篆書体」という字体を用いて印を作ります。
まずは篆書体の特徴や書き方から学習し、名印を元に印稿作り(印を彫るための完成図作成)、印の制作といった篆刻の一連の流れを学習します。名印を摹刻(模倣して刻ること)することで、篆刻の基本をセンスを学びとります。
最後の提出となる第5回リポートでは、いよいよ自由制作に取り組みます。語句の選定から印のデザイン、印稿づくり、刻り、そして完成までに取り組み、オリジナルの印を作成します!
第1回課題例「天下」
<第1回課題> 篆書の臨書提出(半紙2枚)
まずは篆書体とはどんな書体か 実際に筆で書いてみます。半紙に大筆で篆書体2文字もしくは4文字を書く課題です。複数の課題の中から2枚選んでお書きいただきます。
印稿の添削
<第2回課題> 名印をもとに印稿を作成し提出
印稿とは印の完成図。印を押した時にこんな図にしたい、というイメージを図に起こします。デザインに関わる大切な工程です。
<第3回・第4回課題> 名印を摹刻して印影を提出
摹刻とは印を模倣して刻ることです。
第3回では、第2回とは異なる名印4つの中から1つを選んで、その印の印稿を作成し、印を刻ります。提出は刻った印を押したものをお出しいただきます。
第4回では、より複雑な4つの名印に挑戦。
<第5回課題> 自由制作の印影を提出
いよいよオリジナル印の作成です。第1回から第4回までに学習したことを踏まえて自由に制作してください。
<姓名印><雅号印><住址印<住所・氏名の印)><成語印>など、さまざまな種類の印があります。<成語印>作成の参考に、テキストでも故事成語や熟語をいくつかご紹介しています。
入門コースで篆刻のイロハを身につけたら「篆刻友の会」へ
<篆刻友の会>
篆刻入門コースを終了された方のためのコースです。春秋戦国時代から清時代までの中国の名印や、日本の篆刻家の作品など80種類の中から課題を選んで摹刻をし、印影(または印稿)を提出していただきます。摹刻を繰り返すことで基礎を固め、2年目からは自由制作にも取り組んでいただきます。
篆刻を生涯の趣味として楽しむための作品づくりのコースです。
こんな添削をお返しします
※次のコースを1冊でご案内しております。新・書道(入門・実力がつく・中級・上級)・書道~古典を極める(漢字/かな)・日常の書・書道専科(創作の楽しみ かな・大字/百人一首を書く)、漢字かな交じりの書・写経(~般若心経~)・てん刻