NHKの放送とネットが融合した、通信制高校のパイオニア

NHK学園高等学校

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通信制高校のメリット・デメリット

このページでは、通信制高校のメリットとデメリットをまとめてお伝えします。
目次

通信制高校のメリット

通信制高校は、自宅での自学自習が基本。毎日登校して授業に出席することを前提に学習を組み立てている全日制や定時制の学校と大きく異なります。そのため、自由な時間の使い方ができること、自由度の高い勉強が可能になるなど、さまざまなメリットがあります。一方で、その自由度の高さがデメリットにつながる場合もあります。ここでは、通信制高校のメリット・デメリットをそれぞれまとめてお伝えします。

メリット 1:自分で学びのスタイルをデザインできる

全日制高校では、生徒は平日の日中はほぼ一日学校に居なければならず、学校の時間割を中心に一日を送ります。定時制高校でも、全日制高校と比較すれば学校に居る時間は短いものの、学校での学習時間に多くの時間を割くことになります。
通信制高校は毎日登校する必要がありません。自分で使い方を決めることができる「自由な時間」をより多く確保することができます。通信制の大きなメリットです。

こうしたメリットを生かして、スポーツや芸術、芸能などの分野で自分の才能を発揮しながら高校を卒業しようと通信制高校に入学する生徒がいます。また、特定の分野の学習に時間を割いたり、進路を探して興味のあることに挑戦したりする生徒もいます。生徒によって「自由な時間」の使い方はさまざまです。通信制高校に通いながら塾や予備校、専門分野の学校に籍を置くようなダブルスクールをこなしている生徒もいます。
変化の大きな時代です。自ら課題を発見し解決していく力がますます重視される中で、自分の道を模索し、自分で選ぶ経験を日々重ねていく通信制高校の学びへの支持が広がっています。

通信制高校のメリットを最大限活かす
「効果的、効率的な学習で時間や場所に縛られずに勉強する」という通信制高校のメリットを活かしたのがNHK学園です。NHK学園の教科学習の中心は、「NHK高校講座」の視聴と独自学習システムでのレポート課題への取り組みです。学習指導要領に準拠した優れた放送番組とネット活用の学習効果が認められて、単位修得のために必要なスクーリングの時間数が標準的な通信制高校よりも少なくなっています。
教科外の指導にも注力しています。生徒の多面的な力を引き出し、「自立して未来を生き抜く力」を育もうと、外部の教育支援の団体と協力。さまざまな価値観に出会い生き方を考えるオンラインの特別活動や、キャリア支援をするコンサルタントによる相談活動などを充実させてきました。また大手進学塾河合塾が開発した「学びみらいPASS」を導入し、教科外で示される生徒の力も的確に把握することで大学進学も含めた卒業後のキャリア形成のための指導に役立てています。
NHK 学園は、生徒一人ひとりが「自由な時間」を生かして行う自分なりの選択をしっかりと見守り、時にそれを助け、後押しをしています。

 さまざまん価値観に出会い、生き方を教える教育
学びみらいPASS
 オンラインプラス
登校プラス

メリット 2:通学のストレスからの解放

通学の時間帯は電車等も混雑しがちです。週5日通学することで、生徒には通学時間そのものの負担のほかにもさまざまな負担がかかるので、登校日数が少ないことは、ストレスの軽減につながります。とりわけ起立性調節障害等で朝起きるのが辛い人や、病気やケガなどで身体的な負荷に耐えられない人には、大きなメリットになります。中学校までに不登校を経験してきた人や進学した高校で不登校になった人でも、通信制高校で毎朝起きて毎日学校に通うという通学のストレスから解放されて、自分らしく高校生活を続け、次の進路を切り開いていく人が数多くいます。

「学びの多様化学校」としての特別カリキュラムで学ぶ
NHK学園がNHK高校講座やネット学習を活用することで、標準的な通信制高校よりも卒業に必要なスクーリングの数、すなわち登校の回数が少ないことは、メリット1でご説明した通りです。
加えて、NHK学園には引きこもりや不登校の経験者の指導に特化した「ライフデザインコース」があります。これは学びの多様化学校(不登校特例校)として文部科学省から特別のカリキュラムを認められているコースで、文部科学省の研究開発学校の指定を経て2008年に前身となるコースを開設しました。このコースでは1年次には年2〜4日の登校と登校の負担を減らし、年次の進行に従って3年間で徐々に登校日数を増やすなど、段階を踏んで仲間や先生と対面で関わる機会を増やし、社会で生きていく力を育むカリキュラムを組んでいます。
また、「総合教育相談センター」を設置し、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが常勤しています。こうした心理・福祉の専門職が教員と連携・協力しながら、さまざまな困難を抱える生徒たちへの相談・対応体制を充実させています。学校に来る回数が少なければ、生徒の心理的な負荷が減るというわけではないからです。生徒には必ず担任がつきますが、安心して頼れる人が学校に一人でもいる環境を整えるため、拠点地域にある「まなびや」にもスクールカウンセラーを配し、カウンセリングを受けられるようにするなど、生徒相談の体制を強化しています。

 ライフデザインコース
 心理的・福祉面のサポート

メリット 3:入学のタイミングや条件の自由度が高い

通信制高校の場合、「出願の受付期間が長い」「4月以降も入学の機会がある」など全日制や定時制の高校と比べて出願・入学のタイミングがフレキシブルなのが特徴です。これは、さまざまな理由で中学校在学中に高校入学への準備が進められなかった生徒や高校中退者、そして年度途中で転校を希望する生徒にとって大きなメリットです。
転入学・編入学の生徒は、それまで在籍していた高校で修得した単位を引き継ぐことができます。とくに単位制の通信制高校の場合には、留年という概念がありませんので、その学校が引き継ぐことを認めた単位も含めて卒業に必要な74単位以上の修得や高校への在籍期間3年以上などの条件が揃えば卒業できます。

4月入学は4月末まで受付!早期転入学で予定通りの年度での卒業可能
NHK学園では、新入学・編入学は4月と10月の2回のタイミングがあり、4月の入学は4月30日まで受け付けています。また、転入学については、3月から12月まで随時受付。選考も随時行っています。入学選考は書類と面接で行います。
編入学・転入学の方は、書類を提出していただくことで、ごく一部の例外を除いて前籍校での修得単位を引き継ぐことができます。 例えば、高校1年の途中で、早めに転入学を決断した場合は、努力次第で卒業に必要な74単位以上を修得して前籍校への入学から通算3年で高校を卒業することが可能です。その方の状況によってアドバイスは異なりますので、ぜひ一度電話、オンラインも含めて個別にご相談ください。
NHK学園はあなたの「学びたい」「再スタートしたい」という気持ちを最大限サポートします。

 転入・編入学をお考えの方
 入学出願・学費

通信制高校のデメリット

さまざまなメリットがある通信制高校ですが、一方でデメリットやマイナスの評判もあります。ある人にはデメリットと感じることも、別の人にはメリットとなる場合があります。出願前によく確認することが大切です。

デメリット 1:自分で計画を立てて学習を進めなければならない

通信制高校での学習の基本は、自学自習です。毎日学校に登校して授業を受ける代わりに、自分で計画を立てて学習を進めなければなりません。一人で教科書や参考書を広げ、レポート課題に取り組むことになります。学校に毎日通う代わりに、自分で計画し、自分で実行する主体性=意志の力が必要になるということです。

【NHK学園の取り組み】独自のネット学習システムとオンラインによるサポート
NHK学園の平均進級率は85%。体調不良等の事情で自分のペースでゆっくり進みたいと進級を見送った生徒も含めた数字ですから、進級をめざす生徒の大半は希望通りに学習が進められていると考えています。 
こうした学習進捗を支える土台となっているのが、独自のネット学習システム「N-gaku Online Space」です。生徒は自分のPCやスマホからこのシステムのサイトに入り、「NHK高校講座」の視聴もレポート課題の提出もこのサイトから行います。また、サイト上にはレポート提出やスクーリング出席、試験結果など、自分の学習状況をわかりやすく表示してくれる管理画面も用意されていますので、計画通りに学習が進んでいるかの確認ができます。さらには先生や仲間と連絡をとりあうチャットツールや掲示板など、一人で悩まず気軽に相談ができるしくみもこのサイトには備えられています。

2026年度からは、レポート提出や学習の進め方に不安のある生徒のために、希望する生徒はレポートの提出時期に合わせて、その提出回のポイント解説をオンラインで受けられるようになります。東京本校では対面での解説も実施します。
慣れない学習形式に不安も多いかと思いますが、卒業生の声を聞くと、「最初は自己管理がうまくできなかったけれど、3年間の高校生活を経て計画性が身についた」「大学では自分で全てを管理する。周りの学生は戸惑っていたけれど、自分は高校の時と同じで問題を感じなかった」といった感想がたくさん聞かれます。

そして、紹介したネット学習システム以上に生徒を支えてくれるのがNHK学園の先生たちです。学習についての不安や心配は、担任や教科担当の先生に相談して一緒に対応方法を考えていきましょう。スクーリングの時だけでなく、チャットでも電話でも相談に乗ってくれます。先生たちは、必ず生徒のみなさんの力になってくれると約束します。 

NHK学園のネット学習
 オンラインプラス
 登校プラス

デメリット 2:クラスメイトや先生との交流の機会が少ない 

「友だちは、一生の宝」とよく言われます。そして、毎日通う学校では、いっしょに過ごす時間の多いクラスメイトなどと自ずと気心が知れて「親友」を得る人も少なくありません。また「恩師」と呼べる先生と出会う人もいます。そうした点で登校の機会が少ない通信制高校では、クラスメイトや先生と顔を合わせて交流する時間が少なくて、「友だちができるのか、先生に話を聴いてもらえるのか」と不安を覚える人もいるようです。

【NHK学園の取り組み】オンラインも活用!HR・学校行事など特別活動の充実
「何をきっかけに友だちになったのか」とNHK学園の生徒に質問をしてみると、遠足などの学校行事という回答がもっとも多くなります。次いで多いのが、体育や家庭科などの実技・実習でペアやグループを組んだこと。それをきっかけに話をするようになり、次のスクーリングで会ったときに声をかけあう、といったかたちで気の合う仲間を見つけていくケースが多いようです。NHK学園が大事にする、学校施設を使ったスクーリングの教科学習上の効果とは別の良さです。

こうした教科の指導とは別に、NHK学園はスクーリング会場ごとの遠足やスポーツ大会などの行事 にも力を入れています。高校生活に少し慣れてきたところで友だちづくりのきっかけになれば、と5~6月ごろに多く開かれています。こうした行事には、全年次の生徒がいっしょに取り組みますので、学年を超えて友だちができる機会にもなります。教室を飛び出した活動の中で、スクーリングの時には見えなかった、仲間の新しい側面が発見できるかもしれません。

友だちづくりにすぐにつながるものでありませんが、NHK学園では、さまざまな立場、職業、専門分野を持つ方のお話を聞き、先生をMC役にチャット上で意見を共有し、他の生徒の意見や考え方を知ることで自らの考えを深める、そんな狙いのオンラインでの特別活動も定着しています。自分とは異なる意見や価値観に出会う経験は、人との関係を築き社会性を育むベースになります。年間6回ほど行われるこの活動には、全国から毎回200~300人の生徒が参加しています。東京本校では部活動も盛んです。中にはオンラインで全国の生徒とつながっている活動もあります。同じ趣味を持つ仲間との出会いが待っています。

NHK学園の生徒の話を聞いていると、人との交流は「量より質」と感じることが多くあります。ひとクラスの生徒が少ない分、担任の先生やクラスメイトとじっくり関わり、ゆっくりと知り合っていき、本当に気の合う友だちが見つけられる面もあるようです。通信制高校ならではの自由な時間を生かして好きなことやアルバイトをする中で、学校の枠を超えてより多様な人と関わりをもっている生徒もいます。

 年間スケジュール・学校行事
さまざまな価値観に出会い、生き方を考える教育
 東京本校の部活動

デメリット3:「進学には不利」というイメージがある

通信制高校は、就職をして高校進学の機会を得られなかったり、進学はしたものの途中で学習を断念したりした人が高校卒業資格を取得するための学校というイメージが以前は強くありました。使用している教科書が基礎的な内容のものである学校が多く、卒業に必要な単位を修得するための学習をこなすだけでは大学受験に十分には対応できないという指摘もありました。しかし近年では、通信制高校に進学する生徒が大きく増えて、卒業後にめざす進路もますます多様なものとなっています。大学受験の勉強により多く「自由な時間」を割けるからと通信制高校を選択する生徒も増加していますし、塾や予備校がつくった通信制高校やサポート校も増えています。

もはや「通信制高校は進学に不利」という時代ではなくなり、全日制高校同様に「その学校が行う教育が生徒に合っているか」を見極めて学校選びをする時代です。悔いのない通信制高校生活を送れるように、しっかり見て、聞いて、選んでください。

【NHK学園の取り組み】多彩な進路に対応するキャリア教育と個別サポート
NHK学園では、1年次のときから、進路に関する情報を定期的に提供し、将来のイメージを固めていく手伝いをしています。また、大学や専門学校の方から直接お話をうかがう「合同進路相談会」への参加や「模擬試験」の実施、そして就職や進学のガイダンスの開催など、さまざまな機会を提供しています。
個性の数だけ、将来の夢があり、進路があります。NHK学園では、上記のような全体的なプログラムに加え、生徒の「やってみたい」気持ちを大切に、一人ひとりの生徒が志望を決める段階から実現のための具体的な準備まで個別にきめ細やかに相談に応じています。
大学受験について言えば、それぞれの生徒の志望にあわせて、担任を中心に“チーム”をつくって小論文や面接対策など実践的なサポートをしたり、予備校での受験勉強が無理なく続くように環境を整えたり、個に応じた指導で成果につなげています。 

高校生の時期は、好みや考えが大きく変化する時期でもあります。また、入学の時点では単位修得のための学習で手一杯だった生徒が徐々に心身の活力を取り戻し、さまざまなことに興味を広げる様子も数多く見てきました。入学の時点で卒業後の進路まで揺るぎない気持ちで決めている生徒は稀です。NHK学園なら、状況や志望に応じた予備校や学習塾との両立がしやすいのが利点です。東大、東北大、筑波大、九州大、琉球大など、難関と言われる国公立大学に進学する人が毎年出ています。また総合大学だけではなく美術大学や音楽大学、体育大学など幅広い大学へ進学するのも特徴です。NHK学園で学び方をきちんと学んで基礎を固め、意志さえ持てば、自分で受験勉強を始めることができます。そういう生徒たちを教員はしっかりと見守り、後押ししています。
指定校推薦の数が多いのもNHK学園の特徴の一つです。基礎基本が中心のNHK学園のカリキュラムをしっかりとこなすことが推薦枠を得ることにつながっています。
さらに大学進学に限らず、卒業後のキャリア形成に必要な力を育む講座をオンラインで、東京本校では対面で実施します。

 就職・進路サポート
 卒業率・進路実績
 オンラインプラス
 登校プラス

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