【結果報告】2026年度 さくら短歌大会
2026年度 NHK学園 さくら短歌大会
2026年度 NHK学園 「さくら短歌大会」へのご応募ありがとうございました!
【選者】(50音順・敬称略)
江戸雪「西瓜」
川野里子「かりん 」
黒瀬珂瀾「未来」
【発表】
2026年7月10日(金)発行 入選作品集誌上にて
『入選作品集』のお届けは2026年7月10日以降順次お送りしています。
2026年度 さくら短歌大会 選者紹介
2026年度 さくら短歌大会 大賞
選者メッセージ -選を終えて-
▼江戸雪さん
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同じ時代を生きている皆さんのうたに深く頷きながら、また、自分とは異なる感性や意識や想いに気付かされながら、楽しく選歌することができました。気がついたら全てのうたに丸をつけそうになったりもしましたが、そのなかでキラリと光るうたもやはりあります。
その違いは何か。それは対象に近づき、観察して、さらに考えることかとおもいます。例えば、道端の花。見つけた喜びを伝えたくなったり、何かの記憶が蘇って寂しさを感じるときもあるでしょう。
そこからもう一歩花に近づいて、色や匂いや落ちている影をなまなまと体感し、なぜそこに咲いているのか、自分のほかに花を見つけたひとや生物がいるのか、それはどんな人や生物だろう、などと連想を膨らませてみてはどうでしょう。うたが魅力を発揮するのは、たしかな事実にほんの少しの嘘が混じったときかもしれません。
▼川野里子さん

こんなにたくさんの作品に出会うことができて嬉しかった。全てを少なくとも三回は読んだ気がする。どの選歌でも起こる事だが高いレベルの作品に優劣をつけねばならない時、もっとも悩む。上位へと選を絞ってゆく段階で私はなぜこの作品に惹かれているのかと自問することになる。あらためて作品と向き合い、作者とも向き合うことになる。巧い作品が犇めく中で、さらにそこから頭一つ抜ける作品は、やはり今を生きている切実さ、鮮度の良さがある。作者が感覚を研ぎ澄ませ、初めて出会う「今」と向き合っている作品を選んだ。老若男女に関係なく、今という時間は誰にでも未知として、初めての出会いとして訪れるからだ。
▼黒瀬珂瀾さん

様々な人生の喜び、悲しみを見つめる歌がたくさん寄せられ、何度も共感しつつ読ませていただきました。また、現代への不安を内省した歌も数多く、やはり、個人の命と時代は繋がっていることを実感しました。ですが、慣用句的な表現が多かったのも事実です。生老病死は人間だれにでも関わる問題なので、単に感想を述べただけでは一般論しか詠えない。それが短歌の難しい点です。いかに作者だけの世界を歌うか。日々の暮らしや季節や風土の具体性を一つ詠み込んでみるのも方法でしょう。題詠の方は「人」というお題のせいでしょうか、他者を観察した歌が多かったです。その上で、いかに自分との関係性を描くか、が大切だったように思いました。
2026年度 さくら短歌大会選評座談会

さくら短歌大会 オンライン選評座談会
オンライン選評座談会では、選者の方々で上位作品を中心に座談会を開催します。あなたの短歌づくりを刺激するひと時となるはずです。この機会に是非ご視聴ください。
※選評座談会の模様は、コエテコカレッジを利用してオンライン配信します。スマートフォン・パソコンからご視聴いただけます。ご視聴には事前に会員登録(無料)が必要となります。