通信制高校であってもスクーリングへの出席なしでは単位を取ることも、卒業資格を得ることもできません。それはどの通信制高校でも同じです。
NHK学園は、通信制高校の中でも単位認定のために必要なスクーリング時間数が少ない学校です。それは、「NHK高校講座」の視聴とネット学習の充実により、普段の学習が充実していることを認められているから。
多様性の時代。生徒が学校に合わせるのではなく、生徒自身が自分に向いた学び方、自分のめざす生き方に合わせて学校を選び始めています。

NHK学園は、高校卒業資格にふさわしい基礎学力をしっかり身につけることに重点を置いています。自宅での学習の中心となる「NHK高校講座」は番組制作のプロがNHK学園の採用している教科書に沿って制作。基本1本20分の番組の中で、学習のポイントをきちんと押さえており、基礎学力を身につけるのに大いに役立ちます。
通信制高校の利点は自分のペースで、詰め込み過ぎずに学習できること。
1日の大半を通学と学校生活に充てる全日制高校と比較して、自分で使い方を決められる時間が多いので、夢や目標が決まっている人はそのために、やりたいことを見つけたい人はいろんなことに挑戦するために、将来について考えたい人は立ち止まってゆっくり考える時間に、とその生徒なりに時間を有効に活用しています。もちろん、進学を志して受験勉強に励む生徒も。シンプルな学習体系で自由な時間がたくさんあるからこそ、自分で決めて行動できるのです。

「高校の勉強についていけるか心配」「中学校までの勉強の復習から始めたい」－そんな生徒もサポートします。積み上げ型で習熟度に差が出やすい「数学」と「英語」は、これまでの勉強のふりかえりから学習を始める入門科目を設置。この入門科目の単位も卒業認定のために必要な単位数として認められます。
さらに、「オンラインプラス」「登校プラス（東京本校のみ）」では、レポートの提出時期に合わせて、各提出回の学習ポイントをていねいに解説。レポートの提出や高校の学習への不安のある生徒におすすめです。

基礎学力の修得とともにNHK学園が大切にしているのが、「社会で生きる力」を育むこと。NHK学園では、社会で生きていくために身につけたい力として次の3つの力を定めています。それは、

• 自己を管理し、自分で決める「自立する力」
• 他者と理解しあう「共に生きる力」
• 目標を定めて、それに向かって進んでいく「ゴールをめざす力」

生徒はNHK学園の学習スタイルの中で主体的に学ぶことで「自立する力」を身につけていきます。誰もがすぐにできるわけではありません。徐々に身につけていけるように担任を中心に教員がチームでサポートします。また、教科以外の学習活動の中で、「共に生きる力」「ゴールをめざす力」を育みます。

NHK学園の生徒の進路は多彩です。大学へ進学する生徒が最も多いですが、専門学校に進む生徒や少ないながら就職する生徒もいます。就職や進路選択のためのガイダンス、そして、進学者向けの出願や対策のためのガイダンスを行うほか、模擬試験の実施、面接や小論文などの実技指導もきめ細かく行っています。さらに「オンラインプラス」「登校プラス（東京本校のみ）」では、大学進学も含め卒業後のキャリア形成につながる活動を行います。
じっくり考える時間があるため、その生徒ならではの進路選択があり、先生たちは生徒の希望に合わせて情報提供やアドバイスを行います。自分自身でしっかりと考えたうえでの進路選択のため、一度思い定めたら強い力を発揮するのもNHK学園生の特徴です。