校長からのメッセージ
NHK学園の教育方針と学びの魅力について、校長がメッセージをお届けします。
めざすのは未来のじぶん
「生きる力」という言葉が使われるようになって20年近くの時が流れました。この言葉が使われるようになってから、主体的に判断しより良い方法で問題を解決していく資質や能力を養いながら自己教育力を高めていくこと、豊かな人間性を育むことなどが求められる世の中になってきました。これらは人生100年時代を生き抜くためにも必要な力ですね。NHK学園が行ってきた教育はまさに「生きる力」を育むもので、生徒の皆さんが“未来のじぶん”をめざすために主体的に高校生活をおくることができる学習を提供してきました。
本校はNHKが1962年に設立した日本で最初の広域通信制の学校で、今年63年目を迎えました。放送(NHK高校講座)を視聴し、レポート課題を提出し、スクーリングに参加し、オンラインによる支援を効果的に結びつけて、「いつでも、どこでも、だれにでも」学ぶ機会を提供する学校で、皆さんの“未来のじぶん”を創造していくことができる場所です。本校の学習の基本は「自学自習」で、NHK高校講座の視聴やレポートの取り組み、スクーリングの参加も、自分で選択することから始まります。この自ら選ぶ行動の積み重ねが基礎・基本の学力だけでなく、「生きる力」を養ってくれるのです。
昨年度リニューアルした独自のネット学習システム N-gaku Online Spaceを活用して学習を進め、番組視聴もレポート提出(一部芸術科目を除く)も先生への質問なども全てネット上でできるので、皆さんのスケジュールに合わせて、無理なく学習を進めることができるのが大きな特徴となっています。
2026年度からはNHK学園ではコース編成を見直し、キャリア&コミュニケーション、レポートアシスト、セレクションの3つの学習を新設し、希望する生徒さんに充実した学びを提供するとともに、それらを自由に選べる形にします。新たな3つの学習を全国の生徒さんに届けるために「オンラインプラス」を、東京本校では学校施設を使用した対面での学習を「登校プラス」として提供していきます。時代の変化に合わせて、NHK学園は進化を続けています。

NHK学園高等学校 校長
森川 覚
「みつけて夢 かなえて未来」
全日制の高校と比較すると、NHK学園では勉強しながらも自由時間が十分に確保できることが大きなメリットになります。やりたいことや夢を見つけたい、自分自身にじっくり向き合いたい、夢の実現に向けた時間を確保したい、仕事やアルバイトをしながら高卒資格を取得したいなど、一人ひとりのスタイルに合わせることができる点が大きな特徴となっています。1日は24時間ですが、使い方によってはそれ以上の価値がある時間となります。夢のある人はそれをかなえる未来に向けて、まだ夢が定まっていない人は夢を見つけて未来を拓くために、自由な時間の使い方を工夫してみるとよいでしょう。
さらにNHK学園には他の学びの場もあります。生涯学習の通信講座やオープンスクールで好きなことを学び続けることも可能ですし、社会福祉士の養成課程も併設されています。高校卒業後も学び続ける環境が整っています。
NHK学園で、自立して未来を生き抜くための基盤となる力を身につけ、豊かな未来を拓くために、自分のペースで、一歩一歩進んでいきましょう!
NHK学園高等学校
校長 森川 覚
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