NHK学園の古文書通信講座
古文書を自分の力で読むことで、地域で生活してきた人々のくらしや生業が、日本社会を支え、歴史をつくってきたのだということを実感することができます。
解読の対象は町や村の旧家に残されてきた近世(主に江戸時代)の文書。「はじめての古文書」で楽しみながら「くずし字」を学び、多様な文書の「解読実践」を繰り返すことで、古文書が私たちに語るところを理解できるようになります。
受講者が各地に残る古文書を自力で読み解き、地域の歩みを知り、次の世代へ伝えていく。
そのような地域への貢献を目標に学んでいきます。
はじめての古文書
古文書基礎【文部科学省認定講座】
古文書解読実践
古文書からのメッセージ
読み解く力が、歴史の扉をひらく
NHK学園の古文書講座は、平成元年に森安彦先生(国文学研究資料館名誉教授:当時) により創設されました。現在は、大友一雄先生(国文学研究資料館名誉教授)と 吉田ゆり子先生(東京外語大学名誉教授)の監修により、近世の文書を文字の解読にとどまらず、文書の内容やその背景を理解する力をつけることを目標に5つのコースを開講。初心者からベテランの方まで全国各地の皆さまが学び続けています。

大友一雄先生(「はじめての古文書」監修)

吉田ゆり子先生(「古文書を読む」監修)
古文書には、その時代を生きた人々の暮らしや考え方、地域の姿がそのまま刻まれています。
古い文字を読み解くことで、教科書では触れることができない歴史が鮮やかに見えてきます。
古文書が読めるようになると、あなたは次のような力を獲得することができます
- 自分で歴史を学ぶための基礎的な力を得る
- 市井の人々の暮らしやものの考え方を知る
- 地域の姿・地域の歴史を具体的に知る
- 地域の担い手を育て、歴史文化の遺産を次世代に継承する力となる
NHK学園の古文書講座では、学びの土台となる古文書の文字を正確に解読する力 と文字を現代文へ翻刻する力 を、基礎から丁寧に身につけていきます。
さらに、文書の内容を理解し、背景にある歴史を読み取る視点も養います。
NHK学園で古文書の学びが続くポイント
NHK学園の古文書講座は開講から35年。7万人を超える皆さまが古文書を読み解く力を養ってきました。まったくの初心者のための「はじめて」、そして「基礎」「応用」「解読実践」と段階を踏んで読解力を身につけられるように古文書の種類や分量を選定しています。特に「解読実践」コースでは、毎年教材が一新されますので、楽しみながら長く、多くの古文書に触れることができます。
段階を経て古文書の世界に浸れる充実のコース構成
初心者を対象とした「はじめての古文書」では、長年にわたる通信添削の経験をもとに作成した教材を活用し、くずし字の基本を学びます。
文部科学省認定講座「基礎コース」では、江戸時代の村に残された比較的やさしく、読みやすい文書を中心に、当時の人々の日常の姿に触れながら支配や村のあり方を読み解きます。ここで古文書解読の基礎的な力を身につけ、楽しさを知ることがポイントです。
江戸時代の社会の根幹となる村落の文書を中心とした王道といえる学習内容で、数字・単位・人名、そして短い文章へ解読の基礎を身につけながら、当時の社会の仕組みも理解できます。そのあとは、多様な文書を読み解くための土台を強化するための「応用」コース。解読・解釈力が一定のレベルに達したら、様々な古文書に挑戦して経験値をあげるのが最善の道です。「解読実践」コースは、毎年度教材が新しくなりますので、長年ご受講されている方が多い人気コース。2025年からは課題に、解読筆写(釈文)に加え、読み下し、現代語訳までが加わりました。理解を深めながら広がる古文書の世界を大いに楽しんでいただきます。
古文書を基礎から学ぶことは、古文書を読める将来の自分の姿を描くとともに、過去の時代を探索する楽しみにもなります。まるでタイムマシンのようです。
基礎コースのテキストを読んでいると江戸時代の村の様子や人々の本当の姿をもっと知りたくなりました。現代に生きる私たちが、江戸時代の人たちの姿から学び、活用できることがたくさんあるのではと思います。
受講歴:「古文書基礎」
間中弘高さん
古文書を基礎から学ぶことは、古文書を読める将来の自分の姿を描くとともに、過去の時代を探索する楽しみにもなります。まるでタイムマシンのようです。
基礎コースのテキストを読んでいると江戸時代の村の様子や人々の本当の姿をもっと知りたくなりました。現代に生きる私たちが、江戸時代の人たちの姿から学び、活用できることがたくさんあるのではと思います。
受講歴:「古文書基礎」
間中弘高さん
一人一人にあわせた丁寧な添削指導と
解読力のレベルにあわせた教材文書の選定
古文書講座の添削例
丁寧な添削指導と適切な教材文書の選定一人一人にあわせた丁寧な添削指導と解読力のレベルにあわせた教材文書の選定あなたが提出したリポートは、添削講師が手書きで丁寧に添削いたします。
「はじめての古文書」では、部分的に解読されている文書の空欄をうめていく穴埋め式の課題ですので、前後の文脈を考えながら無理なく取り組めます。
「基礎」コースは、文書のくずし字を解読し、ひと文字ひと文字白紙の原稿用紙にうめていきます。本格的な解読筆写のスタートです。
郵便・対面
あなたの生活に合わせて学習スタイルを選べます
あなたの生活に合わせて学習スタイルを選べます。
対面で講師や受講生と交流しながら学ぶことができるオープンスクールでも古文書講座を開講しています。ご自身の生活にあった学習方法をお選びください。
NHK学園古文書講座では、資格取得に必要な条件を満たすと「生涯学習インストラクター(1級・2級)」の資格を取得することができます。
「生涯学習インストラクター」は一般財団法人社会通信教育協会が付与している資格で、古文書に限らず、対象となるさまざまな講座があり、地域における生涯学習活動の志度うや講師としての活動など、ますますその役割が期待されています。
- 郵便で学ぶ
- 対面で学ぶ
「はじめての古文書」リポートノート
テキストで学び、講師から直接添削を受けられるリポート学習
こんな方におすすめ
- テキストでじっくり古文書を学びたい
- 自分の取り組みや講師からの添削を紙に残したい
- 東京近辺の教室に通うのは難しい
オープンスクールの教室
講師や仲間と交流しながら古文書を学ぶ
こんな方におすすめ
- お近くにNHK学園のスクールがある
- 講師に直接指導を受けたい
- 直接、受講者の仲間と交流して古文書を学びたい
副教材「古文書通信」で情報交換!!
最新号146・147号は、リニューアル第一弾。
古文書の読み方、学び方を多様な切り口から知っていただき受講者どうしの情報交換や新たな学びの場の発見につなげていただくことを目指しています。
全国の古文書を所蔵する資料館・文書館や海外に残された古文書や各地で開催されている古文書講座の紹介など、学びに役立つ充実した副教材です。

受講生の声
古文書に触れるようになって、歴史の教科書には出てこないような、その地域の出来事や人々の暮らしぶり等にふれることができて、地元に対する愛着が深まりました。
初めは意味不明な古文書を辞書を引きながら格闘して、何とか解読して意味を理解できた時は、文字通り「目から鱗が落ちた」ような感じになります。古文書を学ぶ皆様も、是非この感触を少しでも多く味わえるように日々努力して参りましょう。
山本 誠さん 解読実践コース
(1級インストラクター2021年取得)
新聞広告で見つけたNHK学園「はじめての古文書」からスタートしました。人生百年時代、後期高齢者になっても好奇心を失わなければできることがあると気づかされました。継続は力なり!!
高松 直子さん 解読実践コース
(1級インストラクター2023年取得)
受講生の声
古文書に触れるようになって、歴史の教科書には出てこないような、その地域の出来事や人々の暮らしぶり等にふれることができて、地元に対する愛着が深まりました。
初めは意味不明な古文書を辞書を引きながら格闘して、何とか解読して意味を理解できた時は、文字通り「目から鱗が落ちた」ような感じになります。古文書を学ぶ皆様も、是非この感触を少しでも多く味わえるように日々努力して参りましょう。
山本 誠さん 解読実践コース
(1級インストラクター2021年取得)
新聞広告で見つけたNHK学園「はじめての古文書」からスタートしました。人生百年時代、後期高齢者になっても好奇心を失わなければできることがあると気づかされました。継続は力なり!!
高松 直子さん 解読実践コース
(1級インストラクター2023年取得)
コース例
はじめての古文書
古文書の形式として、よく出てくる語句や決まり文句を習熟することに主眼を置いたドリル形式のテキスト。くずし字を読み解くポイントを分かりやすく解説した「くずし字解読のツボ」が特にわかりやすいと好評です。
古文書基礎
基礎コースには、方位や干支、年号など古文書に頻出する語句の説明や変体仮名の一覧など、解読の際、非常に役立つ『古文書必携』が付属しています。応用コース、解読実践コースに進級しても活用できると評判です。
郵便講座お申込み情報
お申し込みの流れ
講座一覧から、コースの詳細をチェック。
ページ内の「このコースに申し込む」ボタンをクリック!
教材は、お申し込みいただいてから10日ほどでお届けします。
教材が届きましたら、まず内容に間違いがないかご確認ください。
受講料のお支払いは安心の後払い。
現金での払い込み(一括のみ)、クレジットカードでのお支払い(分割可)がお選びいただけます。
よくあるご質問
- 関心があるのですが、ついていけるか自信がありません。大丈夫でしょうか。
- ほとんどの方は、古文書解読が未経験の方ばかりですが、ぜひ、「はじめての古文書」からご受講をいただきたいです。リポート課題は穴埋め式になっていますから、読める文字から前後を推測して解読していく方法も身につけていきます。「基礎」コースに進級されてからも、リポート用紙には、読める部分だけ書き込んでくだされば、添削指導をして解答例といっしょに返送いたします。
- リポートはいつ提出し、どれくらいで返送されますか?
- リポートの提出時期は、各講座の教材・リポートに同封する「提出のめやす」または「てびき」に詳細を記載しています。講座により異なりますのでご注意ください。
・「はじめての古文書」「古文書基礎」「古文書応用」「古文書解読実践」のリポートは、毎月記載の受付日(10日・25日)に学園で受付いたします。その後、講師の添削を行い、約3~4週間でリポートをお戻しいたします。
<添削受付日例>
11月8日学園着の場合 ⇒ 11月10日に受付
11月11日学園着の場合 ⇒ 11月25日に受付
- 添削指導はどのような形で行われますか?
- 講師による直筆の丁寧な添削指導が受けられます。 提出したリポート課題に対し、経験豊富な講師が赤ペンでアドバイスを書き込みます。アドバイスのはいったリポート用紙とあわせて、解答例がいっしょに戻りますので、自宅でじっくりと復習することができます。
※ホームページからお申込みの場合、お申込みが正常に終了いたしますと、記入いただいたメールアドレスに「ngaku-online@n-gaku.jp」よりお申込み完了のメールが届きます。迷惑メール対策等のドメイン指定受信をご利用の場合は、「ngaku-online@n-gaku.jp」のメールを受信できるように設定をしてください。くわしい設定方法はお使いの携帯電話会社にご確認ください。
現金での払い込みについて
お支払いは一括払いのみとなります。
教材到着後、教材に同封の払い込み用紙をご利用のうえ、次の方法でお支払いください。
- 郵便局からの払い込み
- コンビニエンスストアからの払い込み
※教材到着後、内容をご確認のうえ、10日以内にお支払い願います。
※お申し込み後にお支払い方法をクレジットカード払いに変更することはできません。
※ホームページからお申込みの場合、お申込みが正常に終了いたしますと、記入いただいたメールアドレスに「ngaku-online@n-gaku.jp」よりお申込み完了のメールが届きます。迷惑メール対策等のドメイン指定受信をご利用の場合は、「ngaku-online@n-gaku.jp」のメールを受信できるように設定をしてください。くわしい設定方法はお使いの携帯電話会社にご確認ください。
お支払い可能なコンビニエンスストア
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ヤマザキデイリーストアー、ヤマザキスペシャルパートナーショップ、ニューヤマザキデイリーストア、ミニストップ、セイコーマート、ポプラ、生活彩家、くらしハウス、スリーエイト、ハマナスクラブ、MMK(マルチメディアキオスク端末)設置店
クレジットカードでのお支払いについて
お取り扱いカード
JCB、VISA、MasterCard、Diners、AMEX
お支払い回数
JCB・VISA・MasterCard(分割可能)
Diners・AMEX(一括払いのみ)
※クレジットカードの分割払いには、カード会社所定の分割手数料が発生する場合があります。手数料額は各カード会社により異なります。
※お客様のクレジットカードの情報は、決済代行会社「株式会社ペイジェント」または「Stripe Japan株式会社」が保存し、適切に管理いたします。NHK 学園ではクレジットカードの情報は一切保持しません。
※ご利用者による代金のお支払いは、各クレジット会社の会員規約に基づくお支払いとなります。
ホームページからお申し込みの場合の注意事項
- 申込フォームでお支払い方法を「クレジットカード(一括)」または「クレジットカード(分割)」を選択し、「次の画面に進む」のボタンを押していただきますと、クレジットカード情報入力画面へ移動します。入力された情報及び個人情報は、SSL(暗号通信)にて送信されますのでご安心ください。
- お申込みが正常に終了いたしますと、記入いただいたメールアドレスに「ngaku-online@n-gaku.jp」よりお申込み完了のメールが届きます。処理の関係上、お申込みから15 分程度かかる場合がございますのでご了承ください。
- 上記、お申込み完了メールを受信いただくため、迷惑メール対策等のドメイン指定受信をご利用の場合は、「ngaku-online@n-gaku.jp」のメールを受信できるように設定をしてください。くわしい設定方法はお使いの携帯電話会社にご確認ください。
サポート情報
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質問サービス
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ご質問は、ご提出いただくリポートにお書き添えください。また、お手紙、電話でもご質問を受け付けています。
ただし、曜日、時間帯によっては担当講師が不在の場合がありますので、ご了承ください。 ・電話:042-572-3151(代) ・受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~15:00(年末年始を除く) ・郵送:〒186-8001 東京都国立市富士見台2-36-2 「古文書講座 質問係」 |
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質問サービス
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講座にはそれぞれ受講期間を設けていますが、講座の受講期間に応じて3か月もしくは6か月の無料のリポート受付延長期間(一部の講座を除く)がありますので、余裕を持って学習に取り組むことができます。
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講座内容やお申し込みのご不安も、お気軽にご相談ください。
スタッフが丁寧にお答えします。