【開催】第27回NHK全国俳句大会を開催しました!
会場のNHKホール(東京都渋谷区)におよそ1900人の皆様にご来場いただきました!

3月28日(土)、3月29日(日)に、待ちに待った第27回NHK全国短歌・俳句大会が開催されました。俳句大会の投稿総数は、前回を上回る3万6,757句!投稿者の年齢は最年少5歳から最高齢103歳までと非常に幅広く、世代を超えて挑戦できる大会となっていました。前回より300人も多くご来場いただき、会場は熱気にあふれていました。ご来場いただいた皆さまには厚く御礼申し上げます。
ここでは俳句大会の様子を一部、写真でお届けいたします!
\NHK Eテレ「NHK俳句」4週連続スペシャルマンスリー放送予定/
本大会の模様が2026年6月以降、4回にわたって放送される予定です!
放送予定:2026年6月7日、14日、21日、28日(日)午前6時35分~7時
(再放送 6月10日、17日、24日、7月1日(水)午後2時20分~2時45分)
1.全国から、幅広い世代がゾクゾク来場
3月29日(日)、第27回NHK全国俳句大会当日は青空に桜が舞うなか、開場前から多くの方の列ができていました。
受付では来場者に大会当日のプログラムと来場者限定の当日投稿・審査の「当日句」の投稿用紙などが入ったセットが渡され、さらに本大会に投稿していただいた方には作品集をお渡ししました!
(※作品集をお求めの方、自由題・題詠はこちら、龍太賞はこちら)
2.開会前から楽しみが満載!出版社ブースと展示
開会前のロビーでは、俳句に関連した団体・出版社ブースが並び、開会を待つ間に立ち寄ることができました。多くのファンが新刊や句集を手に取ったり、選者のサイン会に列をなすなど、休憩時間に熱心に見入る姿が見られました。俳句関連の書籍や展示が一堂に集まる貴重な機会となりました。

大会アンバサダーの木暮陶句郎さんが受講相談コーナーや#季語観察クラブなど、各ブースを訪れ来場者の皆さまと交流する場面も見られました。
「#季語観察クラブ」(NHK俳句テキスト)コーナー前
受講相談コーナー前でNHK学園講師の舘野豊さんと一緒に
また、今年も特選作品を展示するコーナーを設けました。選者ごとの特選作品と、龍太賞の作品一覧を掲載したパネルの展示です。休憩中に来場者が特選作品の鑑賞をお楽しみいただける空間となりました。

3.初の「当日句」にワクワク・ドキドキ
当日に投稿・審査・発表するコンテスト「当日句」。テーマは「坂」、題の一文字を入れなくてもOKという、全国大会の題詠投稿とはひと味違う創作の楽しさが味わえるものとなっていました。
入場券でお知らせをしているため、事前に用意してきた作品を書く人もいれば、その場で考えて「えいや!」と詠う人も。2階ロビーの投票コーナーは、多くの参加者でにぎわっていました。

4.いよいよ開会!
午後1時、ステージで開会が宣言され、いよいよ大会が始まりました。特選受賞者の方々と選者のみなさんがステージに上がります。今年は、選者が2名増えたことに加え、ステージには特選2席の方もいらっしゃるので、圧巻の壇上でした!
第一部では題詠「口」(くち)の特選作品と龍太賞、第二部では自由題(一席)の特選作品が発表されました。作品紹介の他、今年の大会の目玉の一つが特選作品について選者同士が語り合う「選者トーク」。読み手によって受け止め方が異なる作品の魅力を聞き、受講者も熱心に耳を傾けていました。
夏井いつきさん
小川軽舟さん
阪西敦子さん
星野高士さん
5.舞台裏では..
ここでは、ステージ以外で行われていたイベントなどの様子を少しだけご紹介します。
大会の開会前の午前中、投稿者限定の抽選申込制で「春のプレミアム俳句講座」が実施されました。今回は堀田希何さん、神野紗希さんが講師となって「昭和俳句を読み直す」、そして現代俳句を代表する俳人である「宇多喜代子を語る」の二本立ての充実した内容でした。
「昭和俳句を読み直す」
現代俳句協会が刊行しているシリーズ『昭和俳句作品年表』を基に、結社や流派の垣根を越え、伝統俳句から前衛的な俳句まで、同じ年にどのような句が詠まれたかを社会情勢や事件と併せて紹介されていました。高屋窓秋、鈴木六林男、石牟礼道子、三橋敏雄、小澤實など、各時代を象徴する多彩な俳人の作品を例に挙げていました。
「宇多喜代子を語る」
昭和9年生まれで現在92歳の宇多氏は、戦争から昭和、平成、令和に至るまで第一線で活躍し続けており、「歴史の証人」とも呼べる存在。代表的な句(「麦」や「天皇の白髪」を詠んだ句など)を通じて、宇多さんがどのように写生を超えた象徴的な世界を構築してきたか、その技法や背景にある故郷・戦争の記憶が語られました。
講座後には参加者とともに記念撮影をしました。選者の高野ムツオさん、夏井いつきさんも駆けつけ、参加者にとっても思い出に残る時間となっていました。
講師の神野紗希さん
講師の堀田季何さん
NHKホール2階北ロビー特設会場にて開催
スペシャルゲストの高野ムツオさん、夏井いつきさんと一緒に

そして、このような大会の舞台裏について、NHK学園の俳句専用SNS(X:旧Twitter)で発信していたことをご存じでしょうか?「#NHK全国俳句大会」で投稿され、選者や大会アンバサダーの様子、開会前の雰囲気、最後に大会大賞の発表も速報でお届けし、会場に来られなかった皆さまにも大会の模様をお楽しみいただきました!
Xアカウントお持ちの方はこちらからNHK学園公式アカウント(@nhkg_haiku)ご覧いただけます。


6.休憩中の選者控室
EテレNHK「俳句」の取材で、インタビュワーとして俳優の庄司浩平さんが控室に。 本番前の緊張がふっとほどけ、和やかな空気に包まれました。
7.当日句の発表
来場者から寄せられた作品は970句。大会アンバサダーで当日句の選者である木暮陶句郎さんは、「今回はわずか4句に絞らなければならなかったものの、予選段階で最後まで残った惜しい句が約30句ほどあり、それらも紹介したいほど素晴らしい作品が多かった」と振り返っていました。
特選1句、秀作3句が発表されるたびに会場から喜びの声が聞こえてきました。
入選されたみなさま、おめでとうございます!
※作品の他、質問コーナーにも多くの意見が寄せられ、こちらは学園の公式SNS(X)にてご回答いたします。お楽しみに!)


入選作品は、NHK学園のペン字講座講師の佐藤順子さんにより筆でかき上げられ、ロビーに展示されました。
8.次回の題詠も発表
大会の終盤で、第28回の題詠「間」が選者・夏井いつきさんより発表されました。
「この漢字をあいだ、ま、かん、と読むか分かれます。定石では、その字を使った季語があるのかどうか熟語を探すことになり、この漢字をストレートに挑むと、だいたい3つのパターンかなと思います。来年は選者全員がああ、そんな使い方があったかとなるような力業の句をお待ちしております。」という言葉に、会場には次回への期待が広がりました。
第28回NHK全国俳句大会の投稿募集開始は夏を予定しています。
\来年の大会に向けて、皆さまのご投稿をお待ちしております!/

9.おまけ|選者と近すぎる茶話会
受賞者(特選1席・2席、龍太賞・選者賞) と選者による茶話会も開催されました。
こじんまりした円卓を囲み、作品について直接語り合う時間は、舞台とはまた違う特別なひととき。おめでとうボードの前で記念撮影や選者から直接賞状が渡されました。
憧れの選者と近い距離で交流できる、かけがえのない機会となりました。
会場の様子
井上弘美さん、特選者のおおうらともこさん、村山恭子さん
高野ムツオさん、飯田秀實さん、特選者の大槻弓春さん、龍太賞の会田繭さん、同賞選者賞の市川浩美さん
小澤實さん、星野高士さん、特選者の森秀子さん、末永真唯さん、根岸哲也さん
岸本尚毅さん、特選者の武井保一さん、高尾一叶さん、此村奈積さん
神野紗希さん、阪西敦子さん、堀田希何さん、特選者の小野更紗さん
西村和子さん、特選者の中村かよさん、橋本信子さん
高柳克弘さんと龍太賞の会田繭さん、選者賞の市川浩美さん、大月弓香さん
龍太賞の作品集申込は