新年恒例の「歌会始の儀」が、令和8年(2026年)1月14日、皇居・宮殿「松の間」にて行われました。今年の題は『明』で、国内外から寄せられた約1万4,600首の中から10名が選ばれました。
NHK学園短歌講座の室木正武さん(81歳・石川県)が最年長でご入選されました。おめでとうございます。
能登半島で農林業を営み、震災後の再建の様子を詠んだ歌と受賞コメントをご紹介します。
第26回NHK全国短歌大会 懇親会にて
<受賞のコメント>
(歌について)
この歌には、震災後に多くの方から支えていただいたことへの感謝の気持ちを込めました。震災では自宅も全壊し、先祖が植えた木も倒れました。再建時に「この木を使いたい」と、山から切り出した檜の年輪をふと数えた場面を下の句「年輪を百までかぞふ」で詠みました。「百年以上はあるだろう」と、時間の重みと復興への思いが自然と歌になりました。
(NHK学園との出会い)
能登では歌会はあっても先生がなかなかいない。もっとうまくなりたいが、自分ひとりで作っていると独りよがりになる、そんなときに、NHK学園の講座に出会いました。 以来集中添削を受講し、いろいろと指導を受けてきた成果が今回につながったのではないかと思っています。
受賞したことでたくさんの祝いをもらい、マスコミにも注目してもらえたことで、つくづく「大したことをした」と実感しました。受賞後の次の歌はちゃんとした歌をつくらないといけない、これまでのように気軽な歌を作って発表するわけにいかなくなった、と感じています。また、ちゃんと勉強しないといけないと思っています。

室木 正武さん
2014年より短歌実作・「短歌友の会」など継続受講
第26回NHK全国短歌大会 黒瀬珂瀾選・特選
(写真:第26回NHK全国短歌大会懇親会にて)
NHK学園では、これからも受講者の皆さま一人ひとりの学びと挑戦を応援してまいります。