地域と歩むNHK学園

NHK学園は地元の国立市をはじめ、東京・多摩地域のみなさまと共に、積極的に地域課題に取り組んでまいりました。
2023年2月には国立市との間で、地域の諸課題に迅速かつ的確に対応し、国立市の一層の発展と人材の育成に寄与することを目的に「包括連携協定」を締結いたしました。
これからもNHK学園は、さまざまな機関と連携し、地域社会に貢献してまいります。

永見国立市長と篠原NHK学園理事長

※写真は2月17日(金)国立市役所で行われた締結式の模様。永見国立市長(右)と篠原前NHK学園理事長。

文化・教養

「図書館」を市民に開放

本校の図書館を毎月2回、市民の方々へ開放しています。文化・芸術が薫る「くにたち」の街に根ざす教育機関として、市民のみなさまの知的好奇心にお応えしてまいります。

学園創立60周年を記念した「くにたち市民芸術小ホール」でのNHK交響楽団員による演奏会

2022年10月に、学園創立60周年を記念して、NHK交響楽団のメンバーを迎え、クラシック音楽の魅力を楽しくお伝えする特別講座を開催しました。国立市に在住・在勤のみなさまもご招待し、学びと文化の穏やかな空間を共有いたしました。

本校ロビーに国立市所蔵絵画を展示

本校1階ロビーにて、国立市にゆかりのある画家の作品を展示しております。
国立市が2023年度からスタートした市所蔵の美術品の市内施設への貸出し事業の取り組みです。
市民のみなさまも鑑賞いただけますので、是非お運びください。

NHK学園ロビーに、国立市所蔵絵画を展示
NHK学園ロビーに、国立市所蔵絵画を展示

※写真は2月3日のスタートアップセレモニーの模様。展示する松村健三郎作品と永見国立市長(右)と篠原前NHK学園理事長。

こども・わかもの・教育

「つながるまっぷ こども・わかものくにペディア」

子どもたちが学んで遊んで、ひと息ついたり、困ったときに頼ったり、働くための準備をしたり……地域の43の「居場所」や支援の場を掲載しています。

国立市公民館とNHK学園高等学校が共催してきたワークショップをきっかけに、市民グループやNHK学園高等学校が国立市と協働で制作し、国立市公民館より発行されています。
2018年に初版を発行し、2020年3月に第2版を制作しました。
国立市の市役所や公民館などで配布され、国立市のホームページからダウンロードもできます。

つながるまっぷ こども・わかものくにペディア

「子ども・若者地域参加・サポーター養成講座」

様々な地域課題に直面している国立市の子ども・若者に手を差し伸べたい方々が、自信を持ってサポートができるよう、地域活動の経験が豊富な講師を招いてそのノウハウを学び、互いに意見交換する講座(全3回でオンライン参加可能)を2021年に国立公民館と共同で開催しました。

校内居場所カフェ「よりみちカフェ」

「子ども・若者地域参加・サポーター養成講座」の受講を修了された方や地域のボランティアの方々の協力を得て、2021年12月から、校内居場所カフェ「よりみちカフェ」を開いています。
「学校でも家庭でもない、第三の居場所」を目指しています。

校内居場所カフェ「よりみちカフェ」の開催

福祉・共生

障がいのある方の職場体験実習の受け入れ

2018年から「国立市自立支援協議会」に参加し、障がいのある方の職場体験実習として、高校内の実際のお仕事を体験していただいています。

本校生徒が「就労移行支援事業所」の見学・体験

「国立市自立支援協議会」での取り組みの中で、本校生徒が実際に「就労移行支援事業所」を見学させていただき、共生社会への理解を深めました。

地域のみなさんによる昼食販売

学園では、障がいのある方の就労移行支援施設や作業所、子育て中の女性たちが運営するカフェなど、地域のみなさんにお願いして、校内でお昼のお弁当やパンを販売していただいています。生徒からも教職員からも大好評です。

地域活動に参加する部活動

本校には「ソーシャルアクティビティクラブ(SAC)」という、社会参加を体験しようという地域活動に参加する部活動があります。
国立市社会福祉協議会のご協力をいただき、国立市周辺の他校のボランティア部のみなさんといっしょに、「桜守り」や「くにたちカルタの審判」など国立市ならではのボランティア活動に参加し、地域で志を同じくする方々との交流を深めています。

NHK学園高等学校の生徒によるボランティアセンターでの部活動実施

地域・防災

立川消防署と「大規模災害時における施設の使用に関する協定」を締結

首都直下地震などの大規模災害を見据えて、消防活動が長期に及ぶ場合の後方支援に関し、NHK学園が施設利用で協力する協定を締結しました。NHK学園はすでに国立市とも防災に関する連携を図っており、今後も地域の安全と安心に繋がるような活動にも積極的に取り組んでまいります。

立川消防署と「大規模災害時における施設の使用に関する協定

※写真は締結式の模様。平本立川消防署長(左)と等々力理事長。

生涯学習通信講座を国立市「ふるさと納税」の返礼品として提供

はじめての俳句、はじめての短歌、明快!はじめての川柳、小池邦夫のたのしい絵手紙入門、石飛博光の筆ペンレッスン、新・書道入門(DVD付)、くらしのつづけ字、エッセイ教室入門、基礎からのボールペン字、すぐに役立つ傾聴入門、基本から学べるデッサン(教具付)、新・色えんぴつでアート(教具付)、水彩画(教具付)、楽らくスケッチ、はじめての古文書、もういちどEnglish!など、人気の「通信講座」が国立市「ふるさと納税」の返礼品となっています。全国でもめずらしい事例で、多くのお問い合わせをいただいています。