創立60周年記念 演奏会開催

2022.10.12

ハープが奏でるクラシックの調べ~NHK交響楽団員による演奏とトークinくにたち

NHK学園創立60周年記念企画「ハープが奏でるクラシックの調べ~NHK交響楽団員による演奏とトークinくにたち」を10月10日にくにたち市民芸術小ホールで開催しました。
NHK交響楽団からハープ奏者の早川りさこさん、フルート&ピッコロ奏者の中村淳二さん、そしてチェロ奏者の中実穂さんのお三方をお招きしての演奏会は国立市教育委員会との共催です。会場には、NHK学園高等学校の生徒・保護者、NHK学園同窓会の方々、そして、国立市にお住まいやお勤めのみなさんにもお集りいただきました。日本全国で学ぶNHK学園高等学校の生徒にもライブ配信を行い、オンラインを通じて一緒に演奏会を楽しみました。

早川さんを中心に、ハープ、そして音楽にまつわるお話を交えながら、デュオやトリオでの演奏を聴かせていただきました。
ハープ奏者でもあるベルナール・アンドレの「聖堂の入り口」は、ハープとフルートによる演目。ハープのさまざまな奏法や音叉を弦に掛けて演奏したり、空洞部分につながる穴に鉛筆を差し込んでガタガタ鳴らす特殊奏法がたくさん登場します。一方のフルートもグリッサンドという楽器の頭の部分のみを使い、小指を入れることで音の変化を出す奏法が出てくるなど、大変面白くドラマティックな曲です。早川さんの解説を聞いてからの演奏に、会場のみなさん食い入るように聴きいっていました。

演奏会のあとには、観客の皆さんを代表して、NHK学園高等学校の生徒からお礼のことばと花束を差し上げました。「普段はクラシックを聴く機会がないけれど、これを機に親しんでいきたい」と、演奏会をとても楽しんだ様子でした。

すばらしい演奏と楽しいお話、高校生も含めた幅広い観客に向けた工夫を凝らした演目と構成、本当にありがとうございました。

ハープとチェロの演奏で開演

ハープとチェロの演奏で開演

中村さんはピッコロも演奏

中村さんはピッコロも演奏

早川さんによるハープ解説

早川さんによるハープ解説