お知らせ|NHK学園 生涯学習通信講座

【開催】第27回NHK全国短歌大会を開催しました!

作成者: Admin|2026.04.08

会場のNHKホール(東京都渋谷区)におよそ1500人の皆様にご来場いただきました!

3月28日(土)、3月29日(日)に、待ちに待った第27回NHK全国短歌・俳句大会が開催されました。短歌大会の投稿総数は、前回を上回る21,935首!投稿者の年齢は最年少6歳から最高齢102歳までと非常に幅広く、世代を超えて挑戦できる大会となっていました。前回より300人も多くご来場いただき、会場は熱気にあふれていました。ご来場いただいた皆さまには厚く御礼申し上げます。

ここでは短歌大会の様子を一部、写真でお届けいたします!

 

 

\NHK Eテレ「NHK短歌」4週連続スペシャルマンスリー放送予定/

本大会の模様が2026年6月以降、4回にわたって放送される予定です!

放送予定:2026年6月7日、14日、21日、28日(日)午前6時00分~6時25分
(再放送 6月11日、18日、25日、7月2日(木)午後2時10分~2時35分)

1.全国から、幅広い世代がゾクゾク来場

 3月28日(土)、第27回NHK全国短歌大会当日は青空に桜が舞うなか、開場前から多くの方の列ができていました。

 受付では来場者に大会当日のプログラムと来場者限定の当日投稿・審査の「当日詠」の投稿用紙などが入ったセットが渡され、さらに本大会に投稿していただいた方には作品集をお渡ししました!

(※作品集をお求めの方はこちら

 

 

2.開会前から楽しみが満載!出版社ブースと展示

開会前のロビーでは、短歌に関連した団体・出版社9ブースが1階から2階まで並び、開会を待つ間に立ち寄ることができました。多くのファンが新刊や歌集を手に取ったり、選者のサイン会に列をなすなど、休憩時間に熱心に見入る姿が見られました。短歌関連の書籍や展示が一堂に集まる貴重な機会となりました。

 

大会アンバサダーの笹公人さんが受講相談コーナーや選者を担当した「新・介護百人一首」コーナーや各ブースに現れ、#短歌写真部 ではカン・ハンナさんが来場者の皆さまと交流する場面も見られました。

また、今年も特選作品を展示するコーナーを設けました。選者ごとの特選作品と、近藤芳美賞の作品一覧を掲載したパネルの展示です。休憩中に来場者が特選作品の鑑賞をお楽しみいただける空間となりました。

 

3.初の「当日詠」にワクワク・ドキドキ

  当日に投稿・審査・発表するコンテスト「当日詠」。テーマは「道」、題の一文字を入れなくてもOKという、全国大会の題詠投稿とはひと味違う創作の楽しさが味わえるものとなっていました。

 入場券でお知らせをしているため、事前に用意してきた作品を書く人もいれば、その場で考えて「えいや!」と詠む人も。2階ロビーの投票コーナーは、多くの参加者でにぎわっていました。

4.いよいよ開会!

 午後1時、ステージで開会が宣言され、いよいよ大会が始まりました。特選受賞者の方々と選者のみなさんがステージに上がります。年は、選者が2名増えたことに加え、ステージには特選2席の方もいらっしゃるので、圧巻の壇上でした!

 第一部では題詠「口」(くち)の特選作品と近藤芳美賞、第二部では自由題(一席)の特選作品が発表されました。作品紹介の他、今年の大会の目玉の一つが特選作品について選者同士が語り合う「選者トーク」。読み手によって受け止め方が異なる作品の魅力を聞き、受講者も熱心に耳を傾けていました。

 



5.舞台裏での「当日詠」審査

集まった作品は456首。NHK学園の講師である藤島秀憲さん、本条恵さんと協力して、笹さんが一首一首、審査を進めていきました。

 

6.さらに舞台裏では..

ここでは、ステージ以外で行われていたイベントなどの様子を少しだけご紹介します。

大会の開会前の午前中、投稿者限定の抽選申込制で「春のプレミアム短歌講座」が実施されました。今回はスペシャルゲストで、馬場あき子さん(97歳)をお迎えし永田和宏さん、松村正直さんが講師となって現代短歌セミナーが行われました。

 

テーマは「人間を感じる歌」

3人が事前に選んだ三首をもとに、歌の背後に立ち現れる「人間味」や「心の親密さ」をどう表現するかについて、深い議論が交わされました。

 馬場さんからは、ご自身の創作の原点として、  戦時下の小学6年生で初めて歌を作った際のエピソードや、多摩川の河原で山桜の雫を見て感動したという初期作品の思い出が語られました。  自然と向き合い、その中から人間の感情をすくい上げていく――創作の核心に触れる貴重なお話でした。 また、現代の代表的な作品を読み解きながら、言葉の力や比喩の効果について具体的な解説がなされ、参加者は熱心にメモを取り続けていました。

 

講座の最後には受講者全員での記念撮影も行われ、参加者にとって忘れがたいひとときとなりました。馬場さんの深い洞察に満ちた講評を直接聴くことのできる、貴重な機会となりました。

 

なお、馬場さんは多くの選者が憧れる存在でもあり、佐佐木頼綱さん永田紅さんも講座を聴講。講座後には参加者とともに記念撮影の列に並ばれるなど、和やかなひと幕も見られました。 

「春のプレミアム短歌講座」講師 松村正直さん、永田和宏さん、スペシャルゲスト 馬場あき子さん

 

 

そして、このような大会の舞台裏について、NHK学園の短歌専用SNS(X:旧Twitter)で発信していたことをご存じでしょうか?「#NHK全国短歌大会」で投稿され、選者や大会アンバサダーの様子、開会前の雰囲気、最後に大会大賞の発表も速報でお届けし、会場に来られなかった皆さまにも大会の模様をお楽しみいただきました!

Xアカウントお持ちの方はこちらからNHK学園公式アカウント(@nhkg_tanka)ご覧いただけます。

7.当日詠の発表

大会アンバサダーで当日詠の選者である笹公人さんは、今大会で初めて実施された「当日詠」への熱い思いや第2回のNHK大会に自身が参加された思い出、 入選作品へのユーモアあふれる講評を披露しました。

選1首、秀作3首が発表されるたびに会場から喜びの声が聞こえてきました。 

入選されたみなさま、おめでとうございます!

 ※作品の他、質問コーナーにも多くの意見が寄せられ、こちらは学園の公式SNS(X)にてご回答いたします。お楽しみに!) 

 

   入選作品は、NHK学園のペン字講座の佐藤順子さんにより筆でかき上げられロビーに展示されました。 

 

8.次回の題詠も発表

大会の終盤で、第28回の題詠「間」が選者・俵万智さんより発表されました。

「本を読む『間』や、熟語など様々な読み方、捉え方がある。この言葉を心の中に投げ込んで、どんな波紋が生まれるか。それを31文字でつかまえてほしい」という言葉に、会場には次回への期待が広がりました。第28回NHK全国短歌大会の投稿募集開始は夏を予定しています。

来年の大会に向けて、皆さまのご投稿をお待ちしております!

9.おまけ|選者と近すぎる茶話会

受賞者(特選1席・2席、近藤芳美賞・選者賞・奨励賞) と選者による茶話会も開催されました。

こじんまりした円卓を囲み、作品について直接語り合う時間は、舞台とはまた違う特別なひととき。おめでとうボードの前で記念撮影や選者から直接賞状が渡されました。

憧れの選者と近い距離で交流できる、かけがえのない機会となりました。