多彩な作品例と作品作りのポイントをもとに作品づくりに挑戦!

作品例「風」
こいのぼりが空にたなびき、軽やかにしっぽが風に舞うさまを表現したい。
<作品づくりのポイント>
●かすれを適度に入れることで変化と動きを出す
●一画目、二画目の起筆は筆先を軽くつくように入る
●右側に点画を寄せ、強く強調
●それぞれの起筆の入り方に変化をつけ、かすれを効果的に出す
●筆の開閉を大胆につけ、線に変化をつける
●勢いをつけたり、緩やかに書いたり、リズムに変化をつける
テキスト内容
テキスト掲載の「課題」と「テーマ」
テキストでは、「道具とその使い方」、「作品創作のプロセス」や書道用語の解説に続き、1文字、もしくは2文字からなる18のことばを取り上げて、一つひとつを見開きで解説しています。
テキストに掲載の課題とその課題で意識してみたいテーマは以下のとおりです。
<課題1> 「花」 線と表情
<課題2> 「心」 形と表情
<課題3> 「風」 かすれの効果
<課題4> 「波」 筆圧とリズム
<課題5> 「夢」 線と形
(淡墨・中間墨・濃墨)
<課題6> 「雲」 墨色を生かす
<課題7> 「雷」 書体を生かす
(甲骨文・金文・隷書・楷書・行書・草書)
<課題8> 「道」 構成と空間
<課題9> 「飛」 直線と曲線
<課題10>「遊」 アーティスティックに
<課題11>「桜」 色彩を感じて
<課題12>「舞」 バリエーション豊かに
<課題13>「永遠」 気持ちのつながり
<課題14>「月光」 構成を工夫
<課題15>「草原」 リズムと形
<課題16>「敬愛」 動きと形
<課題17>「流星」 線のバリエーション
<課題18>「創造」 形のバリエーション
テキストはこのように構成されています

<課題3>「風」かすれの効果
テキストは、「創作のポイント」となる18のテーマを設け、それに合わせたことば(漢字1~2文字)を例に、さまざまなイメージを体現した参考作品を掲載しています。
講座監修・手本執筆

講座監修・手本執筆 青山 浩之
横浜国立大学教育人間科学部教授。全国大学書写書道教育学会常任理事。全国の小・中・高校で授業として行われている「書写」「書道」の指導方法や、教員の育成など、「書写・書道教育」全般を研究。学校教科書の執筆、編集、教材の作成なども数多く手掛けるほか、全国各地での講演活動や、NHK「ためしてガッテン」や「あさイチ」などのテレビ番組で講師を務めるなど、多方面で活躍中。こどもから大人までを対象に、手書き文字に関することや書表現のスキルをわかりやすく指南し、思いの伝わる書の普及に努めている。独立書人団審査会員、毎日書道会会員。
※無料でお送りする「案内書」と同じものがご覧になれます(NHK学園のページを離れます)。