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添削例・講師のことば

万葉集を学ぶ

添削例・講師のことば

 

いちばん大切なのは好奇心と想像力

上野誠(うえの・まこと)

私がこの講座で、万葉の世界への案内人をあいつとめます。大げさですが、私には、学ぶことに関する一つの哲学があります。楽しく学んだこと以外は身に付かないのではないか、という考えです。楽しく学ぶということは、そのおもしろさがわかることです。一番大切なのは、好奇心と想像力です。自分なりの万葉歌に対するイメージを持つことです。万葉びとはどのように生活し、どのような心情を持ち、その時代を生きたのか?
 万葉集を読むということは、万葉集を体感するということです。つまり、等身大で歌をとらえるということです。『わかる、わかる・・・この気持ち』『なるほど・・・飛鳥というのはこういうところかぁ』と感じた時、はじめて歌を体感したということなります。私は、歴史学や民俗学の力を借りて、万葉集を立体的に、しかも等身大でとえることを目標に研究を続けています。そんな研究の一端を、わかりやすく、そして深く伝えたい、と考えています。さぁ、好奇心と想像力を持って学んでください。

プロフィール
1960生まれ。奈良大学文学部教授(国文学科)。財団法人奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長。NHK教育テレビ「知るを楽しむ・万葉びとに恋愛を学ぶ」、ラジオ深夜便「ないとエッセイ・今、万葉集がおもしろい」を担当。「NHK短歌」(NHK出版)2009年4月号より、『上野誠の万葉体感塾』を連載。また、自身のホームページ『万葉エッセイランド』やイベント、講演会を通して、万葉集を学ぶ楽しさを幅広く伝えている。著書は、「魂の古代学」(新潮社)「古代日本の文芸空間―万葉挽歌と葬送儀礼」(雄山閣出版)、ほか多数。 

教材とリポート課題を見てみよう

上野誠先生の解説で、飛鳥・藤原・平城、三つの都の変遷をたどりながら、歌を生み育てた歴史と風土を理解し万葉人の魂がこもる歌をあじわいます。
3回のリポート課題は、各回とも3つの要素(確認問題・鑑賞問題・記述問題)で構成されています。リポート課題に取り組むことで、万葉集をさまざまな視点から理解します。